不動産トピックス

不動産管理新潮流

2006.12.18 15:44

東急コミュニティー 高松丸亀町壱番街の管理運営業務を開始 11万㎡に及ぶ商店街注目の市街地再生モデル
 東急コミュニティー(東京都世田谷区)は、12月10日、香川県高松市にグランドオープンした、都市再生開発法による市街地再開発事業である「高松丸亀町壱番街」(事業名称:高松丸亀町商店街A区市街地再開発ビル)の住宅部分のマンション総合管理を含む維持管理業務ならびに商業施設運営業務を開始した。
 丸亀町商店街は商圏100万人の市の中心となる地区で、同再開発の計画は全国の中心市街地再生のモデルとしても注目されている。全体計画の開発コンセプトは「出会い、賑わい、おもてなしの創造」。11万㎡に及ぶ丸亀町商店街をAからGまでの7街区に分けて、再開発を順次実施する予定だが、同計画のうち今回オープンした「高松丸亀町壱番街」は計画のA街区にあたる。
 東急コミュニティーは、マンション管理業、ビル管理業、賃貸業、工事業などの事業セグメントを持つ総合管理会社として、複合用途建物の管理・運営などを数多く手掛けてきた。店舗賃料の収納代行、商店会の運営補助、区分所有建物としての全体総合管理などマンションやビル専業の管理会社では対応が難しい今回のケースのような市街地再開発事業は、同社としても新たな取組みとなる分野のマネジメント業務である。
 同社では、これまでの実績を活かしてノウハウを最大限に発揮し、再開発物件など、大型複合用途ビルの管理運営に力を入れていく方針である。

アマノ 展示を付加した勤務キー等バリアフリーデザイン採用 新型システムレコーダーの販売を開始
 アマノ(横浜市港北区)は、12月12日、ネットワーク接続可能な新型システムタイムレコーダー、2タイプ「AGX200シリーズ」、「AGX250シリーズ」の販売を開始した。
 「AGX250シリーズ」の主な特長として①1台でICカードと安価な磁気IDカードの使い分けができるため、正社員はICカードの社員証、アルバイト等の一時雇用者は安価な磁気カードを使用するといった運用が可能②従来から使用していた磁気カード社員証から、ICカード社員証への更新時の併用など、様々なケースに対応できる③「0」~「9」のテンキーを電話配列で設置し、「中止」「確定」キー及び3種類のファンクションキー(「F1」「F2」「F3」)を設けてあるため、社員番号等をテンキー入力することは勿論、勤務シフトの選択や、直行・直帰・休日出勤などの例外勤務の入力が簡単に行える④バリアフリーデザインを採用し、展示を付加した勤務キーやテンキー位置ガイド等、目の不自由な従業員にも配慮⑤「出勤」・「外出」・「戻り」・「退勤」の各勤務キーはオプションシールを使用することで、利用者の運用に合わせて自由に表記を変更できるため、従業員の入力操作ミス対策にも有効、などが挙げられる。
 なお「AGX2000シリーズ」については、従来の壁かけ設置やスタンド設置に加え、設置景観を重視した壁埋め込み設置も可能だ。  AGX200AAシリーズ」で20万円~。「AGX250AMAシリーズ」で23万円~。

ワイズテーブルコーポレーション タカラビルメンの株式100%取得し、子会社化 店舗清掃業務を内製化 費用低減効果を見込む
 ワイズテーブルコーポレーション(東京都港区)は、ビルメンテナンス事業などを行うタカラビルメン(茨城県龍ヶ崎市)の議決権株式100%を取得して、子会社化し、タカラビルメンの子会社であるタカラケア(茨城県龍ヶ崎市)を同社の孫会社とした。新規事業の展開による企業価値の向上及び同社グループの安定した経営基盤確保が目的だ。
 ワイズテーブルコーポレーションは、外食事業として「XEX」をはじめとしてた高級レストラン及び「PIZZASALVATORECUOMO」をはじめとするカジュアルレストラン、ブライダル事業等を展開しているが、今回、タカラビルメン及びその子会社タカラケアを傘下としたことで、ビルメンテナンス事業、斎条管理運営事業及び介護支援事業を新たに展開することとなった。
 同社グループの持つ様々なノウハウを活用し、さーびずの改善等を行うことで、付加価値の高い施設運営の実施が可能となり、同社グループにおける店舗清掃業務を内製化することで、費用低減効果を見込んでいる。
 なお、今回のタカラビルメンの株式取得資金については、商工組合中央金庫からの借り入れにより調達する。
 今回の件が、今後のワイズコーポレーションの業績及び連結業績に与える影響は、明らかになり次第公表する予定だ。

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