不動産トピックス

クローズアップ 防犯用品編

2005.12.26 13:42

ワコーセキュリティ 命中率高めたマーキング弾発射装置 IC入りマーカーも開発中
 防犯・防災・警備用品製造及び販売を手掛けるワコーセキュリティ(東京都千代田区)では、特種識別防犯具の「マーキー」の製造・販売を行っている。
 この製品は、逃走する相手にマーキングボールを打ち込み、被害者の安全確保と逃走者の早期発見を可能とするもの。手に馴染みやすいピストル型を採用し、女性にも簡単に操作する事ができる。
 射程距離は約20mとなっており、逃走者から距離を置いた安全な場所からマーキングボールが発射可能だ。
 マーキー本体にレーザーポインターが内蔵されていることにより、発射対象に標準を合わせることが簡単。さらにマーキングボールは3発同時に発射することで、対象に命中する確率を上げている。着弾時のカプセルの飛散範囲は10〜15cmとされている。
 2005年の6月には、ドイツのハノーバーメッセで開催された警察・セキュリティ専門見本市「インターポリス」の犯罪追跡部門に同製品及びマーキングボール発射装置搭載のオリジナル警備ロボットを出品した。
 現在同社では、マーキングボールの中にパウダー状のICを入れ、GPSを使用してカーナビゲーションのように。逃走者をどこまでも安全に追跡できるように、マーキーの改良に力を入れており、更なる性能の向上を目指す。

アクチューニ サムスン社製ドームカラーカメラを販売 鮮明画像での120倍ズームが可能
 防犯セキュリティ製品、非破壊検査装置の製造・販売を行うアクチューニ(大阪市住之江区)では、サムスン社製のドームカラーカメラ「SCC931TN」の販売を行っている。
 この製品は4分の1インチCCD・41万画素搭載の最新型固定ドームカラーカメラで、色彩の認識に優れた監視機能を提供する。
 建造物にフィートするデザインのダイキャストアルミ筐体と、衝撃に強いポリカーボネートによってカメラは覆われ、メカニズムではIP66に合致した防水、耐震性機能を有する。
 レンズは12倍ズームを使用し、10倍のデジタルズームを併用して120倍ズームすることが可能。また、オート、ワンプッシュ、マニュアルフォーカスのセットアップ及びレンズブロック機能を使って様々な画像の撮影が実現できる。カメラ部分には、ソニー製のスーパーHADCCDと高性能デジタル信号プロセスを使用しており、鮮明な撮影が可能となった。また、ホワイトバランス機能を使用して、どんな設定のもとでも正確なカラーを表現できる。
このカメラを同社で販売している遠隔映像監視対応デジタルレコーダー「QuickSearch」に接続し、センサー、警報機等と組合わせる事でPCによる遠隔監視用システムを構築することが可能だ。

日本工機 不審者の動きを抑制したい飛時間稼ぐ 拘束ネットをボタン一つで発射
 日本工機(東京都港区)では、誰でも簡単に扱える、携行型拘束網展開装置「ネットランチャー」を開発した。
 本製品は、スイッチを押すだけの簡単な操作で瞬時に網が飛び出し、侵入してきた不審者に絡まり動きを抑制するもの。その間に避難する時間を稼ぐ事ができる。
 元々はW杯のフーリガン対策を開発コンセプトとして、相手を傷つけずに足留めすることを念頭に開発が進められた。射程範囲は2〜3・5mで最も効果を発揮し、網の目は大きく、発射口から射出された飛翔物が網に絡まりやすい構造。飛翔物は不審者に対して弧を描くように射出されるので直接人に当たりにくい設計となっている。ゴム製の蓋とゴムコーティングされた錘で作られ、万一、人体に当たったとしても、衝撃は一般人が骨折する10分の1のレベルに抑えてあり、安全性が考慮されている。また、発射音を、90デシベルとあえて大きく設定し、音によって不審者を驚かせ、周囲に異変を知らせる役目を持つ。
 「不審者が購入する可能性を考慮し、個人販売は行わない方針です」(宮崎氏)
 基本的に学校・教育関係にしか販売していないが、法人格であれば確認の上、販売可能とのこと。

日本ブレインウェア Mpeg-4採用し高画質録画可能 映像・音声のシンクロ録画実現
 日本ブレインウェア(東京都豊島区)では、30フレーム/秒の鮮明画像を実現したセキュリティシステムのネットワークビデオレコーダ「NVR404B」を開発、販売を行っている。
 この製品は、映像方式にMpeg4を採用したことにより、ハイスペックで鮮明な画像録画を実現したもの。さらにMpeg4の特徴である前フレームとの差分のみをコード化するため、従来方式(MJpeg)に比べ、録画時間の大幅な延長も実現した。
 4台のカメラに対応した音声4チャンネルを搭載し、業界初のカメラ映像と音声のシンクロナイズド録画・録音を実現したネ。ットワーク接続には独自の専用OSをROM化したエンベデッドシステムを採用しているため、ウィルス、ハッキング等のトラブルに巻き込まれることもなく、円滑に監視活動を行う事が可能となる。
 機器本体のボタンにはシリコンゴムを採用し、乾燥した室内で金属製ボタン使用時に発生する、静電気によるノイズを抑制する。
 同製品シリーズは全てスマートなデザインで統一している。

イグチ電源機器 2種3パターンラインナップ LEDライトも搭載 犯罪者を逃さないピン付サスマタ
 イグチ電源機器(長野県茅野市)では、女性や高齢者でも簡単に扱える、独自開発のサスマタの販売を行っている。製品の主な特徴は、力のない人にも扱えるよう、カウンターバランス設計で製造され、サイドとバックグリップによって相手との距離を確実に確保できる点だ。アームの先にはピンが取り付けられ、仮に相手に奪われることを最小限に抑えることができる。
 サスマタには2アーム、3アームの2種類があり、本体に取り付けるピンはストレートCカットピン、テーパーラウンドピン、シャープピンの3種類をラインナップ。シャープピンは皮の手袋を突き通す程の鋭さがあり、取扱いには注意が必要だ。また、相手にサスマタを奪い取られにくくする為、ピンはスパイラル状に配置してある。また、別機能として、夜間に相手を眩惑させる強力なLEDライトを搭載した。
 価格は2アームレギュラーサイズのピンなし仕様で2万2000円、3アームレギュラーサイズのシャープピンタイプで3万3000円である。

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