不動産トピックス

不動産業界短信

2005.09.26 17:03

★役職員の異動
■野村不動産では、10月1日付けの役職員人事を発表した。取締役大阪支店長兼大阪支店住宅販売部長の金畑長喜氏が、兼住宅カンパニー大阪支店事業開発部長を兼務する。職員の移動としては、IT戦略推進室長に大川世紀氏、住宅カンパニー事業開発一部長に鳴瀬雅也氏、法人カンパニービル事業部長に岩本雅人氏がそれぞれ異動した。
■三菱地所では、9月22日開催の取締役会で、人事異動を行うことを決定した。10月1日付で、執行役員企画管理本部広報部長に風間利彦氏が異動。10月3日付で取締役兼専務執行役員資産開発事業本部長兼資産開発企画部長兼資産開発事業部長に檀野博氏、ジャパンリアルエステイトアセットマネジメント取締役社長に荒畑和彦氏がそれぞれ異動する。
★住友不動産芝ビル2号館他を譲渡
住友不動産は、所有賃貸ビルの連結ベース投資効率改善のため、住友不動産芝2号館(港区、昭和63年竣工、延床面積4951㎡)他、オフィスビル2棟、計3棟、延床面積合計7966㎡を、全額出資の連結子会社である住友不動産ファイナンスに63億6000万円で譲渡する。これに伴い、譲渡損失174億6400万円が発生するが、第1四半期に実施した新宿住友ビル再証券化関連135億円や、投資有価証券売却益を特別利益に計上するため、今回の譲渡損出を加えても通期の減損損出は約50億円にとどまる。なお、当初の予想では125億円の損出を見込んでいた。

★SBI、渋谷工業と提携
SBIパートナーズは奈良県でマンション開発や古材などの建材を扱う澁谷工業とジョイントベンチャーの設立を前提とした戦略的事業提携を締結した。業務提携の内容は、自然建材のネット、代理店販売を営む「古材銀行」の運営エコロジーマンションへの天然木材の供給 デザイン性の優れた輸入建材などのネット販売を営む「マテリアルバンク」の運営エコロジーマンションの建築営業デザイン性やエコロジー志向の建材を一堂に集めた情報発信基地となる「マテリアルカフェの運営」、となっている。これによって、不動産関連ビジネスにおけるコンテンツを充実させ、既存事業とのシナジー効果も追及していく。

★シンジケートローンで資金調達
シノハラ建設システムは、福岡銀行をアレンジャー及びエージェントとしてシンジケートローン契約を締結した。契約期間が平成17年9月20日から平成21年3月10日までのタームローンで、組成額は16億円。資金調達の目的は、首都圏で展開しているマンションプロジェクト用地取得に際しての、迅速な意思決定と対応であるという。

★証券化裏付け資産のAMに
セキュアード・キャピタル・ジャパンの連結子会社であるエス・シー・ジェイ債権回収は、主に法人向け不動産担保債権プールを裏付け資産とする総額233億円の信託受益権方式による証券化において、裏付け資産のアセットマネージャーとして起用された。本取引に関してはドイツ銀行東京支店及びUFJつばさ証券がアレンジャーとなっており、信託受益権の各トランシェにはムーディーズの格付けが付与されている。

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