不動産トピックス

クローズアップ セキュリティー編

2005.07.04 17:00

セコム 震災経験者が厳選した防災用品セットを販売
 セコム(東京都渋谷区)は、セキュリティのプロの観点から選定した防犯・防災グッズコーナー「セコムセレクション」企画の第1弾として、防災用品セット「セコム・スーパーレスキュー」を、全国64店舗のセコムショップや電話での販売を開始した。
 選定にあたっては、新潟県中越地震と阪神・淡路大震災で被災経験のあるセコムの社員50名に、防災用品に関するアンケートを実施し、その結果をもとに値ごろ感からではなく、重要度・性能・実用性から防災製品を徹底的に吟味されている。
 一般家庭の非常用持ち出し袋をイメージし、男性向けの、全18種類20点のメインセットと、女性、子供用の全17種19点のミニセットを用意した。
 販売価格は、メインセットが3万2130円、ミニセットが2万1420円となっている。

松下電器産業 監視映像長期バックアップシステム提供開始
 松下電器産業パナソニックシステムソリューションズ社(大阪府門真市)は、先月20日より企業・店舗向け監視映像長期バックアップシステムの提供を開始した。
 犯罪の多様化・顧客情報の漏洩事故の増加を受けて、監視カメラの記録画像の長期保存を行う必要性が高まっている。しかし、各店舗や事務所が独自に画像の記録を保存しようとするのはコスト的に厳しいものがあった。
 本システムは、ローカルからネットワークを介した大規模・複数拠点の監視映像の蓄積を可能とし、映像記録装置として普及の進んでいる監視カメラと業務用ハードディスクレコーダー(デジタルディスクレコーダー)システムに加え、テープストレージシステム(1・6テラバイト〜)を接続することで、従来の業務用ハードディスクレコーダーの増設システムに比べて1年以上の記録保存時には、約半分のコストを実現する。
 またIP監視カメラ増設や入退室管理との連携も可能である。

東芝 顔認証システムが東急不のマンションに採用
 東芝社会ネットワークインフラ社が開発・販売する顔照合セキュリティシステム「FacePass」は、独自の高性能照合アルゴリズムを搭載し、スピーディーな顔認証を実現している。
 顔データの登録は、動画で行うため、静止画像と比べて格段に顔データが多くなるため、顔の向き、表情に影響されにくい正確な認証が可能。また、画像の中から際立った特徴を強調し、その特徴を中心に比較検討を行うため、他人との識別に優れ、より正確な認証ができるという。
 バイオメトリクス(生体認証)の中でも、顔認証は、機器が高価なこともあり採用事例は少ないが、東急不動産の開発した都市型マンション「クオリア代々木」のエントランスホールに採用されるなど、少しずつ導入実績を増加させている。

アート 拡張性備えた電気錠制御盤システム
 出入管理市場でトップシェアを誇るアート(東京都港区)では、本年より、NW-LINEネットワーク対応の電気錠制御盤システム「NW-UNI/BAN10(E/P)を発売している。システムのネットワーク構築に、ISOで国際的に標準化されたシリアル通信プロトコルであるCAN通信を採用し、安全性の高いシステム構築が可能。配線を完了するだけで、電気錠制御ユニットが電気錠の種類を自動判別し、電気錠制御ユニットのみでシステムを制御できるため、簡単に、フレキシブルにセキュリティシステムを構築することができる。拡張が簡単なため、テナント退去と共に、フロアごとのリニューアルを行うテナントビルにも最適なシステムだ。
 なお、システムの構築には、各ゲート(扉)にICカードや指紋認証端末などを設置することが必要で、同社では、テナントビルのセキュリティシステム全体の構築にも対応している。

ドッドウェルビー・エム・エス 池上通信機と業務提携を締結  映像監視システムのドッドウェルビー・エム・エス(東京都中央区)は、先月27日、池上通信機(東京都大田区)とセキュリティ事業および保守サービス事業で業務提携を締結した。販売活動やメンテナンス、商品開発において協力体制を構築することにより、新しいセキュリティソリューションを提案していく。
 具体的には、販売活動において、首都圏で双方の営業人員からなる専門の営業チームを組成し、双方の商品を販売。東京首都圏以外の地域についても、同社の営業人員を適宜配置し、池上通信機社の販売活動をサポートする。
 保守サービスにおいては、既存の全国31拠点で池上通信機の商品に関する保守サービスを実施することにより、広くユーザーのニーズに応えられる体制を構築していく。

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