不動産トピックス

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2005.05.16 13:38

エー・ジー・ジェイ オフィス家具事業を積極的に展開 自社保有の海外工場活用した高品質・低価格の輸入・販売
 インターネット広告事業・インターネットコンサルティング事業、輸入家具事業などを手掛けるエー・ジー・ジェー(東京都中央区)のオフィス家具販売が好調だ。
 人気の理由は、デザイン性が高く、高品質な家具を低価格で提供していること。そのデザインは、装置化された生活空間を機能重視のコーディネートにする「スタンダード」、時間を満たす生活空間を洗練されたデザイン・マテリアル・カラーなどのコーディネートにこだわる「ウルトラモダン」、生活する機能を優先コーディネートするかたちにこだわる「センシティブモダン」、快適な楽しさに遊び心を取り入れたコーディネートにこだわる「マニアック」の4タイプに分類される。SOHOオフィス・レンタルオフィスなどで高級感を演出するのに適している。
 同社代表取締役の笹川祐司氏は語る。
 「当社で保有している中国工場にて生産し、輸入販売することが強みと考えています」
 日本における家具販売業界においては、市場価格調整が行われているといわれている。
 「直接、製品を見てもらえれば、品質の良さを理解してもらえる自信がありますので、当社の事務所はオフィス兼ショールームとして活用しています」
 銀座6丁目中央通り沿いの高級ブランドショップ「ブルガリ」が入居するビルの5階にオフィスを構えたのも、気軽に来社してもらい製品を見せたいという戦略の一つだ。

アシレ 有機系塗料の塗膜除去に効力発揮 塗装改修・外壁改修向け温水高圧システムを提案
 建物外装クリーニング&コーティング・建物内装クリーニング・建物管理を手掛けるアシレ(神奈川県横浜市)の温水高圧システムは、冷水では落ちにくかった有機系塗料の塗膜除去に強い効力を発揮する温水と高圧を組み合わせたシステムである。
 塗装改修工事の際に、既存塗膜の処理を適切に行っていない場合、美観や仕上塗材の耐久性および下地保護に支障を生じることがあるため、改修工事における外壁洗浄の役割は重要。再塗装前の下地処理として「洗浄」「準ケレン」「全ケレン」に区分されるが、圧力、水量、温度などの設定条件を変化させることで、環境に適合した洗浄工事が可能となり、70℃〜90℃の高温水を200〜450㎏/㎠の高圧で噴射する温水・高圧ケレンと、500〜1200㎏/㎠の超高圧で噴射する超高圧ケレンなどの技術により、性能規定に適した施工の度合いを調整できる。
 また、塗膜の状況は、築年数・塗り重ね回数・塗膜の劣化度・躯体の劣化度・塗剤の種類など様々な要因の複合的な影響を受けているが、これまで培った専門知識と経験をもとに最も適した工法を提案する。
 同システムのメリットには1粉塵が飛び散らず無公害2温水により、危険な薬品の使用を抑えることができる3作業性が良く、工期が短縮でき、コストダウンが図れる4温度・圧力の調整により、仕上げを自在にコントロール5振動を与えないため、工事によるクラックの発生がない、が挙げられる。

ジョーンズラングラサール 東京プロパティ・インデックスを発表 空室率は7期連続で低下  ジョーンズラングラサール(東京都千代田区)は5月12日、四半期毎にまとめられた「TokyoPropertyIndex(東京プロパティ・インデックス)」と題する2005年第1・四半期の調査レポートを発表した。
 同レポートによれば、2005年第1・四半期の特色について、1・オフィス市場は新規プロジェクトを中心にAグレード市場が活況を続け、賃料指数は引き続き上昇している、2・新規マンション市場は東京都心において供給過剰感が強くなってきているが、賃貸市場はスタンダードサイズ住戸、および中規模高級賃貸を中心に持ち直してきている、としている。
 具体的には都心3区(千代田区・中央区、港区)のAグレードビルの平均空室率は前期3・6%が3・4%になり、7期連続の低下。オールグレードの平均空室率も6・2%から5・8%へと下がったことが挙げられるという。Aグレードビル新規供給面積は3棟合計で12万1732㎡であったが、その東京汐留ビルディング・赤坂インターシティ・秋葉原ダイビルは、ほぼ満室でのオープンとなった。
 賃料についてはAグレードビルが4期連続で上しており、オールグレードについては下げ止まり傾向にあるという。
 今後の見通しについて同社リサーチ部門の責任者でシニア・マネジャーの赤城威志氏は「景気回復に伴うオフィス需要の拡大から賃料はゆるやかな上昇が見込め、また都心部での投資熱はヒートアップし、既に投資対象として認識されているオフィス以外のセクターや地方都市物件へと波及していくだろう」と分析している。

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