不動産トピックス

今週の一冊

2004.10.18 16:23

法律面や税務上のポイントを網羅

ストーリーでわかる少人数私募債
著者:井上達也/赤田一
出版社:中央経済社
編集:メテオハルバート会計事務所
価格:1800円(税別)

 最近の金融機関は金融行政の影響からか、「貸し渋り」「貸し剥がし」といった言葉にも象徴されるように、中小企業に対して、非常に厳しい姿勢をとっている。こうした中で今、新しい動きとして「少人数私募債」が見直され、注目されている。少人数私募債は、銀行などからの一般的な融資とは別に、縁故関係者や役職員、取引先などから直接資金を調達する方法として利用されてきた社債。本書は初心者が読むことも想定して構成されており、少人数私募債の基礎知識やメリット、発行条件の説明から始まる。筆者自身の体験談や発行に必要な書類の作成の仕方・手続きなどの説明に加え、法律面や税務上のポイントなども補足されており、専門家にとっても有用な一冊。

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