不動産トピックス

企業だより

2002.06.17 15:17

社名変更します
 小松建設工業は、10月1日付で社名を「あすなろ建設」に変更すると発表した。
 同社は昭和25年9月に設立。昭和37年11月に「コマツ建設工業」と改称して今日まで至った。しかし平成12年10月に親会社が小松製作所から高松建設になったことに伴い、新しい企業イメージの確立を図るため社名変更を実施するもの。
 名前の由来は、元親会社の発祥地、石川県の県木「あすなろ」に関係している。あすなろは、「明日は檜のように優れた樹木になろう」ということから名付けられたと言われ、古くは”アテ”とも呼ばれた。また日本古代語で「気品が高い」という意味を持つ。

新規事業展開
 日建設計は中国での事業展開を拡大する。同社は建築と土木の設計監理、都市計画およびこれらに関連する調査・企画・コンサルティング業務を行っている総合設計事務所政府などが設計コンペを実施する公共建造物を中心に業務にあたってきた。しかし、最近中国での民間企業からの設計受注を獲得できるようになったため、中国での事業体制、拡大を図る。
 中国の民間企業、上海巴愛鼎房地展有限公司からは、上海市の浦東地区に建設する地上40階地下3階建ての超高層ビルの設計を受注。2004年中に完成する予定だ。
 中国では、今都市部の開発ラッシュで、デザイン面や、設備が充実したビルの需要が多い、同社ではこれからも中国での事業強化をしてゆく予定である。

新会社の設立
 鹿島建設、大成建設、清水建設の建設大手3社は、6月6日に共同出資による再生建材の販売会社「グリーン建材」(社長石田直明、資本金8000万円、鹿島が50%、大成が40%、清水が10%を出資した)を設立し、9月より正式な販売活動を開始する。
 同社では、建設大手が協力して再生建材の利用促進を図り、資源循環型社会の推進に貢献することを目的としている。
 同社の商品コンクリート型枠ボード、「NFボード」は、使用済みプラスチックを利用しており、合板を利用する場合の環境上の問題点を克服する有用な資材で、不質合板に比べて軽量で価格が一割以上安いのが特徴。

ビル業界の1週間
6月10日
 日立造船が防災用品メーカーのアニメックスと提携し、防災設備事業を開始した。集中豪雨や天災時の浸水を防ぐ防水壁を共同で開発し、地下鉄の入口向けに販売する予定。

6月10日
 清水建設と竹中工務店の両社は50階建て以上の高層建築用に強度を強めた耐火性コンクリートをそれぞれ開発した。

6月10日
 クラボウは圧力に強く、折れにくい、セメント系建材を開発した。これはビロン繊維をセメントの中に混ぜることで、ひび割れが起きても強度を維持できる。耐震補強材や住宅外装などの用途を見込んでいる。

6月11日
 オフィス仲介会社の三鬼商事がまとめた2002年4月末の既存大型ビル(築1年以上)の平均募集賃料によると、東京都心部の賃料オフィスの賃料が一段と下落しているという。千代田・中央・港・新宿・渋谷の主要5区については平均で坪1万9589円と前月末比0・2%下落した。また、空室率においては、中央区の八重洲・京橋・日本橋地区・銀座地区で改善された。

6月12日
 石川島播磨重工業は海上に風車を浮かべて発電する洋上に風力発電を実用化したと発表した。

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