不動産トピックス

企業だより

2002.05.27 10:02

株式取得しました
 大手スーパー、イオンは21日不動産会社の秀和が保有する中堅スーパー、いなげやの全株式を取得、筆頭株主となったと発表した。
 発表によると、イオンが秀和より取得した株は発行済み株式の26・1%に当たる157億円。20日に1株1150円で取得した。食品スーパーの全国チェーン展開を進めるイオンは今後いなげやと業務提携を図っていく考えである。

新制度導入しました
 東京証券取引所は、21日、不動産投資信託(REIT)証券について制度信用取引と賃貸取引を導入すると発表した。
 今回の発表は投資証券の流動性を高めるのが狙いではないかと見られている。
 27日より対象銘柄を発表、6月3日より実際の取引が可能となる。その際、制度信用銘柄、賃貸銘柄の選定審査や選定取り消しの基準は現行の基準に順ずるとしている。
 REITの場合は、業績基準として当期損益が黒字であり純資産総額が50億円以上あることとした。
 また、決算期を迎えておらず決算数値がない場合は純資産総額500億円以上が見込まれることを条件にした。

協議会発足しました
 東京都は21日、中央卸売市場築地市場の豊洲地区への移転に向け「新市場建設協議会」を発足された。卸売り・仲売り業者などとの間で新市場の運営方法を話し合う。
 協議会には、移転に反対する東京魚市場卸協同組合も参加し、平成14年度中に基本構想をまとめて平成15年度にも施行の具体的基本計画案をつくるとしている。
 協議会は都側の委員5人と業界関係者8人で構成される。今回の移転は生産者と流通・小売業者の直接的な取引が広がりを見せ、食に対する消費者ニーズも変わりつつある中で、物流コストの削減、衛生面、鮮度、品揃えの強化を図ることを目的としている。

ビル業界の1週間
5月16日
・三井ホームが子会社を通じて展開していた在来工法による注文戸建て住宅事業から撤退すると発表。

5月17日
・鹿島建設、大成建設、大林組、清水建設の上場ゼネコン4社が2002年3月期の連結決算を発表。不動産の含み損処理などで清水建設を除く3社が310億円から741億円の最終赤字。
・三井不動産が2002年3月期の連結決算を発表。純利益は298億円と前期に比べて14%の伸び。
・東京都豊島区が導入を検討しているワンルームマンション税など独自課税に対して官民で協議する「豊島区法定外税検討会」が開催。

5月18日
・ナショナル住宅産業が、賃貸住宅「ソレジオ」シリーズをリニューアル発売。

5月21日
・静岡県伊東市でホテル、ゴルフ場を経営する川奈ホテルが民事再生法の適用を申請。
・西松建設が2002年3月期の連結決算を発表。最終損益が49億円の赤字となった。同社では上場後初の赤字決算。
・住友不動産が2002年連結決算を発表。最終損益は220億円の黒字となった。主力のビル賃貸事業、マンション分譲事業の好調が要因。

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