不動産トピックス

快刀乱麻

1996.03.15 14:32

 最近、マルチメディアをいう言葉をよく耳にする。インターネットが普及する中で、とみにこの言葉が多用されているが、中身を突きつめて考えれば、情報の伝達手段が飛躍的に増えてきたという事が言えそうだ。もっとも電話やファックス等の通信手段は全てハードの面であり、そこから入手した情報をどう料理するかは、あくまで人が考えて行う領域となる▼タイム・イズ・マネーとは言い古された言葉だが、この頃使われている「情報をリアルタイムで・・・」という言い回しも、結局はこの言い換えに過ぎない。つまり、いかに情報を早く入手し、早く行動するか、また伝達するか、それがすなわちリアルタイムということだ▼外人から見ると日本人は会議の好きな人種とよく言われる。情報を取るハード面は強いのだが、それをどう使うかというソフト面となるとどうも弱く、それで会議を多用化しているように見られている。インターネットはハード面での進化であるが、それを使う人の「リアルタイム性」がことさらに重要視されている。




週刊不動産経営編集部  YouTube