不動産トピックス

快刀乱麻

1996.02.15 15:29

▼独自の施設作りで休日には1万人近くが訪れる繁盛ぶりの新横浜ラーメン博物館に、ユニークな経歴を持つスタッフが入社した。現在広報担当となったこの人、武内伸氏(35才)は「TVチャンピオン・ラーメン王」の2代目チャンピオン。なにせ高校2年生の時に荻窪の「春木屋」でラーメンを食べ「開眼」して以来18年間で全国1800軒、3000杯のラーメンを食べ歩いたという強者。ラーメンに関する蔵書も300冊を超えるという。平成4年12月にテレビ東京の第2回ラーメン王選手権で栄冠を獲得。昨年11月に同番組の決勝戦、どんぶり店名当てサドンデス対戦で敗れチャンピオンを明け渡すやいなや、1ヵ月後にはラーメン博物館に入社していたという。本人の弁も「ラーメンに感動し、ラーメンを愛し続けたことで私の人生は成立している」。好きこそものの上手なれというが、ラーメンの情報発信地を認じる同博物館にはまさにうってつけの人材といえる。オフィス不況でビル経営はもう嫌だ、と嘆くオーナーもいるが、こんな人材はどこかにいないものか。




週刊不動産経営編集部  YouTube