不動産トピックス

今週の一冊

2010.11.15 17:48

グローバルな視点無くして日本の再建は難しい

どうなるグローバル下の不動産
著者:河合恭伸
出版:エンジェルプレス
発行:平成22年10月30日
価格:1200円(税別)

 平成22年10月21日、羽田空港に新国際線旅客ターミナルが新たにオープンし、日本から世界に向けたアクセス性は、今まで以上に向上されることになった。交通や情報発信の技術が発展したことで、グローバル化が叫ばれるようになって久しい昨今、不動産業界においても、世界を見据えた対応が急務となっている。つまり、従来であれば日本の経済動向にのみ注目しておけばよかったものが、世界が一体化して連動するようになった今、他国の動向についても関心を払う必要性が求められているのである。
 本書では、複雑化した世界情勢を読み解くため、世界が抱える問題を要素別に整理している。そして、世界や日本の経済動向やその病根を認識し、不動産価格が今までどのように変化してきたのか、また、今後どのように変化するのかを予測していく。
 少子高齢化や地価暴落など、さまざまな問題に直面している今後の日本を、生き残るためのヒントを本書より読み解いていただきたい。

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