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ミツヤジーホーム 「地下室付き」の住宅需要を開拓 FC含め全国400棟超、独自工法で信用

2026.06.22 10:45

 住宅設計・施工を展開するミツヤジーホーム(長野県長野市)が「地下室付き」の住宅需要を開拓している。
 戸建て住宅での地下室はこれまで人気が薄いカテゴリーだった。理由は湿気や漏水だ。風通しの良い地上と比べて、地下室は空気がこもりやすく湿度も高くなりやすい。加えて漏水も発生しやすいことや、地下室をつけることによって建築コストも高くなることから、ユーザーから敬遠されてきた。
 ミツヤジーホームは独自工法「SUB地下室工法」を開発。その技術力を背景に、長野県内を中心に地下室付き住宅の需要を獲得してきた。同社では地下室付きの規格住宅「CAVE(カーヴ)」も展開しているが、実際にはシアタールームや音楽室など、施主それぞれの趣味やライフスタイルを反映した地下室付き注文住宅のニーズが高い。代表取締役社長の安江亮治氏は「地下室は単なる収納や居住空間ではなく、お客様の『好き』を実現する空間として選ばれています」と話す。
 「SUB地下室工法」とはどういうものか。地下室をつくる上で最大のポイントは「漏水を起こさない」ことだ。ほとんどの地下室工法では、コンクリート壁を二重にすることで漏水を防ぐようにしていたが、この工法ではコストが倍増していた。
 一方、同社の独自工法では躯体で止水することによって漏水を防ぐ。結露や湿気も抑えて、快適な空間に仕上げる。コストについても「同業の地下室を手掛ける大手で坪300万円ほどになるが、当社の場合はその3分の1程度に抑えられている」(安江社長)とのことだ。

「SUB地下室工法」全国へ 趣味を楽しめる家づくりを実現
 こうした地下室工法は同業他社からも注目されている。ミツヤジーホームでは「SUBシステム導入勉強会」の実施や、FC組織となる「地下室普及会」を組織して、対応エリアを広げる。現在12社が加盟。FCも含めた施工実績は400棟超に上る。
 地下室付き住宅を現実的な選択肢として提示できることは、住宅購入を考えるユーザーにとっても選択肢が広がる。ミツヤジーホームが3月に引き渡した地下室付き住宅。購入者が「家で卓球をやりたい」という要望を持っていたことから実現した。こうしたニーズを叶えるのに地下室は選択肢となる。安江社長はこれまでの実績を振り返り「ホームシアターや音楽などの趣味の空間だけでなく、『ダンスをしたい』、『ビリヤード台を置きたい』など多様なニーズがあった」と明かす。
 地下室の懸案だった湿気や漏水を解決した「SUB地下室工法」。趣味を楽しめる家づくりの選択肢のひとつとして、さらなる需要拡大を狙う。




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