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「(仮称)横浜山下町プロジェクト」着工 中華街と横浜公園の隣接地に2700坪のオフィスを供給

2026.06.08 11:45
NTT都市開発(東京都千代田区)は、横浜市中区で「(仮称)横浜山下町プロジェクト」の新築工事に着手した。竣工は2029年2月を予定している。
「(仮称)横浜山下町プロジェクト」の計画地は横浜市中区山下町。JR「関内」駅から徒歩7分に位置し、大桟橋通り、横浜中華街、横浜公園に隣接した場所。
建設する建物は、延床面積約2万3100㎡、敷地面積約3459㎡、S造、地上9階を予定しており、1階には店舗、1~5階には横浜市の新たな教育センターが入居する予定。5~9階には基準階面積約600坪の賃貸オフィスを計画している。
開発コンセプトは「多様な歴史・文化を包摂し、エリアを結節する横浜の新たな活動拠点の創出」。敷地の立地特性をふまえ、低層部ファサードは、周辺の歴史的建造物や横浜中華街「玄武門」とも調和する色調のタイルを用い、植栽計画は横浜公園の歴史的文脈を踏襲することでエリア同士をつなぐ。
1~5階に入居予定の横浜市の教育センターは、基本理念である「子どもの新たな学びを創造する『教育デザインラボラトリー』」を実現するため、「調査・研究・開発」、「人材育成」、「発表・発信」、「教育相談」の4つの機能を構想・集約し、各機能の連携により相乗効果を発揮する施設として計画されている。
5~9階のオフィスフロアは基準階約600坪。関内エリアで希少性の高い規模で、5フロア計2700坪のオフィス空間を提供する。基準階は最小約45坪からの分割にも対応可能な計画とし、スタートアップ企業や成長企業、一定規模の本社・拠点利用まで、多様な企業規模や入居ニーズに応えるオフィス環境を整備する。
また、オフィスワーカー向けのラウンジ設置を予定しており、リフレッシュやカジュアルな打ち合わせ、個人作業など、多様なシーンで利用できる。共用空間を有効に活用することで、効率的なオフィス運用と働く人の生産性の向上を支援するという。
地上階には通りに沿って商業店舗や歩道状空地を設け、街に開かれた賑わいの場を創出。さらに、横浜市が整備する歩行者デッキが建物2階に接続され、「関内」駅前から横浜スタジアム、横浜公園を通り、横浜中華街方面へとつながる予定。
BCPへの取り組みとしては、各階に設置した加速度センサーにより地震発生時の揺れを把握し、ビル全体の安全度を判定する「建物安全度判定サポートシステム」を導入。高圧2回線受電を採用し停電に備えるとともに非常用発電機から電源供給することでビルの機能を最大72時間維持する計画としている。
環境対策としては「BELS」5つ星を獲得し、オフィス部分は「ZEB oriented」認証を取得予定。「CASBEE横浜」では自己評価でAランクを達成している。また、使用電力は実質100%再生可能エネルギーの導入を予定しており、入居テナントの脱炭素化の推進に貢献するという。



