週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
「DPL東京東雲」竣工 延床15万㎡超 敷地の一部を開放し地域貢献施設も

2026.04.13 12:05
大和ハウス工業(大阪市北区)が開発していた大型マルチテナント型物流施設「DPL東京東雲(しののめ)」が6日に竣工を迎えた。ヤマト運輸(東京都中央区)の入居が決定している。
立地は東京都江東区東雲1丁目。首都高速「豊洲」ICから約1・5km。東京臨海高速鉄道「東雲」駅と東京メトロ「豊洲」駅の2路線が徒歩圏内。
同施設は敷地面積4万1451・55㎡、総延床面積15万468・16㎡、プレキャスト・プレストレストコンクリート造一部鉄骨造地上6階建て。
倉庫部分は床荷重1・5t/㎡、梁下有効高5・5m。最上階の運河に面したラウンジは、大開口のガラス張りの出窓で開放的な空間と東京湾岸を望める眺望を確保。24時間営業の無人コンビニエンスストアも設ける。
1階には施設内の従業員が使用できる保育施設を備え、最大14人の子供を受け入れる。
外観は建物の圧迫感を軽減するため、下層から上層にかけて明るくなるグラデーション外壁パネルを採用。またカーテンウォールを取り入れることで、周辺の街並みと調和したデザインとした。
車路とランプウェイは防音壁で囲い、走行音の低減と車両のライトが周辺に与える影響にも配慮。敷地内には86台分の普通乗用車駐車場、32台分の駐輪場を確保し、駐車場内にはEV充電ステーションも設けた。
敷地南側には地域に開かれたスペースとして、地域住民が利用できる「東雲一丁目町会集会所」や公衆トイレ、公開緑地を備えた地域貢献施設「SHINONO-BA」も整備している。本施設は約200mにわたって続く緑道公園「江東区立東雲緑道公園」に隣接し、一体的な利用が可能。
地域貢献施設は木造建築で整備したもので、老朽化していた既存の集会所と公衆トイレを建て替え。勾配屋根で片流れの屋根を断片的に左右交互に組み合わせることで、屋根形状に変化を持たせた。また敷地内にあった護岸壁の一部をガビオンウォールの館銘板として再利用するなど、周辺環境との調和にも配慮。



