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トラスト・ファイブ 「コレタス目白」売却
2026.04.06 10:30
東京・中野では新たに土地取得 地上3階の商業施設を建設予定
トラスト・ファイブ(東京都千代田区)は昨年12月、同年1月に竣工した新宿区下落合3丁目の「コレタス目白」を売却した。
1997年2月に設立し、2018年からオフィスビルや商業ビルなどの収益不動産の開発に注力。2021年にはスモールサイズのデザイナーズビルブランドを「コレタス」とし、都内の城南・城西エリアを中心に展開してきた。特徴的な外観と小規模サイズでありながら希少性の高いビルスペック、1点物として仕上げるブランディングなど、独自の視点で展開。基準階面積は30坪前後を想定し、小規模企業やデザイナー等のクリエイター系、美容クリニック、ベンチャー・スタートアップなどの移転候補に選ばれてきた。立地エリアのテナント需要を見据えて造り込み、近隣住民の潜在需要などを調査・把握した上で開発している。
今回売却した「コレタス目白」は、JR「目白」駅から徒歩2分の目白通り沿いに立地。RC造の地上4階建て。延床面積336・63㎡。敷地面積は142・19㎡。1~2階は2面開放のカーテンウォールで、明るく落ち着いた雰囲気。貸室内にできる限り柱が出ない空間設計を実現し、レイアウトの自由度も増している。一方3階と4階は近隣でも希少なメゾネットタイプで、内階段でつながっている。4階には専用ルーフテラスを採用するなど、独自性を表現した。
開発にあたって前所有者からは「目白商店街の商業地としての街並みを維持してほしい」との希望を受け、住居を設けない店舗・事務所ビルとして開発した。引き渡しとなった昨年12月時点での入居テナントは、ペンギンベーカリー初の都心向け業態となるペンギンPal、うえひら消化器クリニック、MT-Trust税理士法人目白事務所の3社。売却先は個人。
一方中野区鷺宮4丁目では土地105㎡を取得した。同地は西武線「鷺ノ宮」駅徒歩3分、中杉通り沿いに立地。両隣にはジェラート店と八百屋、向かいにはイタリアンレストランが営業している。敷地内には現在木造2階建ての住宅が建っており、解体後にS造・地上3階建ての小規模商業施設を建設予定だ。工事は今年夏の着工を目指しており、開発した商業施設には地域住民の生活利便性向上に寄与するテナントの誘致を計画している。今後もトラスト・ファイブは、新たな価値創造に資する商業施設の開発を予定し進めていく。



