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森トラストが物流施設事業に参入 第1弾は神戸・六甲アイランドの冷凍冷蔵庫
2026.03.09 11:14
森トラスト(東京都港区)が物流施設事業に参入する。
2日、同社および傘下のエスリードリアルティ(大阪市福島区)は兵庫県神戸市で開発していた賃貸物流施設「神戸六甲MT Logi Cold」を竣工させたと発表した。
立地は神戸市東灘区向洋町西2丁目。六甲アイランドに位置し、阪神高速「六甲アイランド北」ICから約2km。六甲ライナー「アイランド北口」駅から約1・5kmで、電車での通勤も可能。
同施設は敷地面積6334・98㎡、延床面積1万2900・13㎡、鉄骨造地上4階。1階には15台の10tトラックが同時に接車可能なトラックバースを設けた。倉庫部分は床荷重1・5t/㎡、梁下有効高5・5m以上で、マイナス25~プラス5℃の温度可変式の冷凍冷蔵機能を備える。
災害対策としては非常用発電機を設置。環境対策としては「CASBEE神戸ver・3」認証でAランクを取得。全館LEDを完備し、太陽光発電設備も実装。敷地内にはEV充電スタンドを設置する。
森トラストでは、物流施設の需要は従来から堅調に推移しており、特に近年は食品EC市場の拡大や冷凍食品の需要増加を背景に冷凍冷蔵倉庫への需要が高まっていると指摘。その上で、既存の冷凍冷蔵倉庫の老朽化や冷媒規制強化などの影響により建替え需要も増加していると分析する。また、冷凍冷蔵倉庫は自社所有施設が主流だったが、建築費高騰などの影響で自社保有にこだわらない柔軟な拠点戦略をとる物流会社が増えてきており、賃貸冷凍冷蔵倉庫の需要は今後も成長が見込まれるとしている。こうしたことからポートフォリオと事業領域の拡大に資する好機と判断し、物流施設事業に参入したとしている。



