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アメリカ発のユニークなスナック オフィスやシェアスペース、コワーキングなどに導入広がる
2026.02.09 11:13
グローリートレーディング(福岡市東区)は、アメリカをはじめとした世界のヘルシーフード・オーガニックフードを輸入販売している。
2019年ごろから、コワーキングスペースやオフィスラウンジ向けに専用什器とスナックを提供するサービス「カリフィアフーズ」を開始。現在はオフィスのシェアラウンジ、カフェスペース、コワーキングスペース、ホテルなどへ導入が広がっている。
提供するフードはナッツ、プレッツェル、チョコレート、シリアルなど多彩で、約7割がアメリカからの輸入品。カレーやカプチーノフレーバーのナッツ、ナチュラル素材ながらピンク色のプレッツェルなど、日本ではあまり見ないユニークな味やビジュアルが特徴。カフェ利用からランチ時のシリアルまで、幅広いシーンでの利用を想定している。
契約企業にはディスペンサーを無料で貸し出し、利用したいフードをその都度購入する仕組み。価格は1キロ1000円台のものから、こだわりの品は5000円程度まで幅がある。配送されたフードを補充するシンプルな運用で、幅40~50センチ程度のミニマルなスペースがあれば設置が可能。
事業統括マネージャーの田中秀明氏は差別化のポイントとして「ホテルクオリティのディスペンサーと、カラフルかつヘルシーなフードの組み合わせ」を挙げる。「コンビニやスーパーでは買えない、ユニークな味・見た目やオシャレなディスペンサーから選んで取り出すワクワクする体験が特徴です」と語る。
同社はサステナブルな取り組みを重視し、フードロス削減にも積極的に取り組んでいる。
サービス開発のきっかけは、有機・ナチュラル系フードが高価で手に取りづらいという課題にあったという。もともとディスペンサーの什器を取り扱っていたことから、フード商品を「キャッチーな形で広められるのではないか」と考え「カリフィアフーズ」のサービスを開始した。
直近ではオフィス回帰の流れを受け、ラウンジの稼働率向上や出社率アップを図る企業が導入するケースが増加している。「従業員同士のコミュニケーションが増えた」との声も寄せられているという。
一方で現状はIT企業や外資系企業での契約が中心。福利厚生として導入することに抵抗が少ないことが背景にあるのではないかと分析している。田中氏は日系企業での普及が進んでいない点を課題に挙げ、「取引先をさらに広げ、より多くの企業にサービスを届けていきたいです」と今後を語った。



