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「(仮称)心斎橋プロジェクト」の複合ビル 名称は「クオーツ心斎橋」に

2026.02.02 14:40
大阪・心斎橋で開発が進む「(仮称)心斎橋プロジェクト」の複合施設の建物名称が「クオーツ心斎橋」に決定したと1月26日「クオーツ心斎橋」PR事務局が発表した。オープンは4月25日を予定している。
「クオーツ心斎橋」の立地は大阪市中央区南船場3丁目。御堂筋と長堀通が交わる新橋交差点の北東角に位置し、Osaka Metro「心斎橋」駅と直結する。
建物は敷地面積約3289㎡、延床面積約4万6227㎡、地上28階地下2階建て。地下と低層部を商業施設、中層部をオフィス、高層部をホテルとする複合ビル。都市のランドマークとして設計し、エントランスや吹き抜けにアートを取り入れる。
地下2~地上6階の商業施設は「『BEYOND LUXURY』ひとつ先の豊かさ」がコンセプト。「自分を満たす時間や仲間との食事、誰かを喜ばせること、健康であること。こうした日常にこそ、本質的な豊かさがある」との考えのもと、従来のラグジュアリーの枠を超えた新たな価値を提案する。ファッション、ウェルネス、ライフスタイル、アウトドア・スポーツ、アート・カルチャー、フードなどのテナントが入居予定で、ターゲットは国内外の旅行者や同エリアのワーカー・居住者等を想定する。
8~14階のオフィスフロアには、駅直通のシャトルエレベーターを完備。フロア貸しから小割貸しまでフレキシブルに対応できる。
16~28階には客室数223室の「ザ・ゲートホテル大阪 by HULIC」が入居。最上階には大阪の景色を一望できるルーフトップバーを設置。そのほかホテル館内にはレストランや宿泊者専用のラウンジ、フィットネスジムを備える。
BCP対応としては非常用発電機の設置、受水槽と雑用水槽によるトイレ給水の確保に加え、下水道破断時に備えて排水槽も確保。また水害対策として電気室・通信機器室・防災センターを浸水レベル以上に配置する。
環境対策としてはLow-e複層ペアガラスをはじめとする高断熱化、高効率照明・給湯・空調換気設備やBEMS導入等を行う。加えて、太陽光発電、マイクロコージェネ、中水・雨水利用、給湯・空調エネルギー熱回収システム、厨房換気変風量制御、気化熱利用外調機、自然換気など環境に配慮した。
開発にはヒューリック(東京都中央区)のほか、LVMHグループ(フランス・パリ)とJ.フロント都市開発(東京都渋谷区)が出資する特定目的会社、竹中工務店(大阪市中央区)、JR西日本不動産開発(大阪市北区)が参画する。
「クオーツ心斎橋」という名称には、心斎橋の華やかさや感性をこの場所に映し出し、時代を超えて輝き続ける存在でありたいという思いを込めたという。



