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「武蔵小山」駅前の再開発が本格始動 三菱地所レジと日鉄興和が参画する再開発組合設立

2026.01.19 11:08

 三菱地所レジデンス(東京都千代田区)と日鉄興和不動産(東京都港区)は14日、東京都品川区で権利者と推進している「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」において、市街地再開発組合が設立されたと発表した。竣工は2033年度を予定している。
 計画地は東京都品川区小山三丁目。東急「武蔵小山」駅の南東側に位置し、パルム商店街の入口に面した約1・4haの区域。
 同計画はA-1街区とA-2街区で構成される。建築物の合計敷地面積は約1万1280㎡、同じく延床面積は約12万7000㎡の建物を建設する。
 A-1街区は延床面積約11万4630㎡、地上39階地下2階建ての高層住宅で、約850戸の住宅を整備。下層階には既存の商店街の魅力を継承する商業施設を設ける予定。2階レベルでギャラリーやデッキを整備し、回遊性向上を目指した商業施設とする。A-2街区は延床面積約9220㎡、地上3階地下2階の店舗・駐車場棟を整備する。
 エリア内には地域のシンボルとなるオープンスペース等の滞留空間や歩行者空間を整備。災害対策としては防災広場や防災備蓄倉庫等の導入を図る。
 再開発の対象エリアは、東急「武蔵小山」駅に近接し、都市計画道路補助26号線沿線に位置する。商店街と周辺市街地が一体となった街区が形成されている一方、木造建築や高経年の住宅が点在しており、街区の安全性向上が課題とされていた。また、商店街アーケードの更新や休憩施設の充実、店舗数・販売額の維持・向上などが望まれており、地区内を通過する車両と歩行者の交錯解消や、快適な街歩きを実現するための歩行空間の確保などの課題解決も求められている。
 これらの課題を受け、今回の再開発では建物の耐震性強化、まちの防災性向上、商業機能の継承と強化、歩車分離や駐輪施設の整備による歩きやすい安全な道路整備を目指す。また「武蔵小山」駅と「旧平塚小学校跡地(スクエア荏原)」とをつなぐ「賑わいの軸」の起点にも位置付けられており、三菱地所レジデンスと日鉄興和不動産では、今回のプロジェクトで鉄道駅に近接する立地に活力と賑わいの拠点を創出するとしている。




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