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西松建設 オフィスブランドNCO 昨年8月に「NCO浜松町」開発

2026.01.12 10:57
新築でのNCOの供給 「NCO金沢」に続き3棟目
西松建設(東京都港区)は、自社のオフィスブランドNCOを展開している。昨年8月8日には都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門」駅徒歩3分、JR「浜松町」駅からは徒歩4分の場所に「NCO浜松町」を開発した。
NCOブランドは、展開エリアや規模を特段設定してはおらず、新築および既存の取得物件でもNCOの名称を付けている。新築については、環境に配慮し「ZEB Ready」取得を目指したシリーズ。新築でのNCOの供給は、2018年竣工の「NCOメトロ神谷町」、2024年7月末竣工の「NCO金沢」に続き、「NCO浜松町」で3棟目となる。
「NCO浜松町」は建設地の土地と上物3棟を取得後に、既存物件を解体。新築工事は2024年1月に着工。約1年半かけて、8月8日に竣工した。規模はS造の地上11階建て。延床面積1638・22㎡。敷地面積307・22㎡。賃貸フロアは2~11階まで。1階はエントランスホールと駐車場で、入居者共用の貸会議室も用意。共用区画に貸会議室を設けることで、入居テナントはより執務室内を広く使用することができる。会議室の利用は無人の予約システムを使用し、QRコード等による受付・予約となる。
無柱の整形オフィス 天井はスケルトン採用
貸室は1フロア約40坪。1フロア1テナントのフロア貸し。無柱の整形オフィスで、フレキシブルにレイアウトできる。天井はスケルトンを採用。約3mの天高を実現し、コンパクトにまとまりながら開放感のあるワークプレイスとなった。機能面では個別空調設備を導入。快適性を保ちながら空調設備の最適化や省エネも実現。建物の省エネルギー性能の評価基準である「ZEB Ready」認証の星6つを取得。北側窓による安定した採光計画も採用し、働く人に快適なワークプレイスを整えた。
エントランスのアプローチは、港区緑化計画に基づく植栽と建物および周辺環境とのバランスに配慮した建築計画で、豊かな採光性と開放感を兼ね備えた。植栽の設置は、物件の快適性・心地よさにもつながっている。一方防犯性と安全性は厳重化。エントランスホールの風除室と、各階ホールにセキュリティラインを設置。二重のセキュリティ体制を構築した。エレベーターによる停止階の設定も可能である。さらにビルの運営・管理は、グループ会社の西松地所(東京都港区)が受託。運用・管理業務だけでなく、入居テナントの要望にも迅速かつスムーズに対応する。
アセットバリューアッド事業本部 事業開発部 開発二課の根葉樹生氏は「『大門』駅や『浜松町』駅、東京モノレール『モノレール浜松町』駅も利用できる、3駅5路線の至便性が強みです。移転先や外資企業の日本法人用オフィスの問い合わせが多く、空港を含めた利便性の良さや取引先が近隣に多いなどの理由から、興味を感じていただいているようです。当社は今後、より良いオフィスの供給を目指してNCOブランドを展開していきます」と語った。



