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札幌市「大通」駅直上の大規模開発 ビル名は「SAPPORO ONE」に

2026.01.12 11:02

 平和不動産(東京都中央区)は6日、札幌都心部で権利者と進めている「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」のビル名称を「SAPPORO ONE(サッポロ ワン、略称サツワン)」に決定したと発表した。竣工は2029年8月を予定している。
 「SAPPORO ONE」の計画地は札幌市中央区大通西4丁目。駅前通と大通の交差部に位置し、札幌地下鉄「大通」駅と地下通路で接続する。
 名称には、この場所を「札幌で唯一無二の価値が生まれる拠点にしたい」という思いを込めた。札幌の中心とも言える特別な立地にふさわしい唯一無二の存在でありたいという意思と、「人や街の想いをひとつに結ぶ拠点でありたい」という思いを「ONE」という言葉で表現。略称を「サツワン」とし、市民や来訪者に親しみを込めて呼ばれることを期待しているという。 同事業では商業・業務・交流機能の充実、国際水準の宿泊機能としてのラグジュアリーホテル導入などを主眼に置いた高層ビルを建設。重層的な歩行者空間の整備、大通以南初のエネルギーセンターの整備や環境配慮、防災機能の強化などもあわせて行う。
 建物は敷地面積約5030㎡、延床面積約9万9800㎡、鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造中間免震構造、地上36階地下3階建て。低層階に商業施設とアトリウム、中層階にオフィスを配置し、高層階をホテルの客室などとする。
 ホテル「パーク ハイアット 札幌」は4階と27~35階に入居。ハイアット ホテルズ コーポレーション(米・シカゴ)が展開するラグジュアリーホテルで、飲料施設や宴会場のほか、スパや屋内プールの整備も計画。客室数は157室を予定している。
 防災対策としては帰宅困難者受け入れ施設や備蓄倉庫等を整備。環境対策としては「LEED」などを取得する予定。
 平和不動産はグループ長期ビジョン「WAY 2040」の成長戦略の一つに「再開発事業の拡大 ~人々を惹きつける場づくりの全国展開~」を掲げ、札幌の再開発を推進している。同社史上最大規模の再開発プロジェクトとなる「SAPPORO ONE」をはじめ、人々を惹きつける場づくりを展開することにより、札幌の都市競争力の強化に貢献するとしている。




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