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JR東日本不動産と伊藤忠都市開発 経営統合へ向けた協議を開始へ

2026.01.05 11:08

 東日本旅客鉄道(東京都渋谷区、JR東日本)と伊藤忠商事(東京都港区)は2025年12月23日、不動産分野における戦略的提携に関する基本合意書を締結した。両社は合意書に基づき、JR東日本の子会社であるJR東日本不動産(東京都新宿区、JERE)と伊藤忠商事の子会社である伊藤忠都市開発(東京都港区、IPD)の経営統合に向けた協議を進める。また、不動産以外の分野でもパートナーシップ構築に向けた協議を進める。
 JR東日本と伊藤忠商事は合意について、これまでJEREが取り組んできたJR東日本グループの沿線を中心とした不動産の取得・開発や、伊藤忠都市開発が取り組んできた分譲住宅事業、賃貸不動産開発事業に加え、両社の経営統合により、鉄道というリアルなネットワークと、商社のグローバルな商流ネットワークの強みを掛け合わせた総合デベロッパーとして、不動産事業の飛躍的な成長を目指すとしている。
 両社は経営統合による効果について、JR東日本グループのブランド力に加え、鉄道ネットワークや社有地などの強いパイプライン、新駅設置等の交通ネットワーク強化や大規模まちづくりノウハウ、強固な顧客接点に、伊藤忠グループのマーケットインの視点や、開発力・企画力・技術力、住宅事業のノウハウ等の一気通貫の不動産バリューチェーン、総合商社としてのビジネスネットワークなどを組み合わせることで、独自の強みを持つデベロッパーとなることが可能になるとしている。
 また、JR東日本グループのSuicaなどのリアル・デジタルの顧客接点と、伊藤忠グループの生活消費分野におけるノウハウ、ネットワークを相互に活用することで、他の事業分野においても幅広く協業の可能性を模索。従来の枠を超えたサービスやソリューションを生み出し、社会課題の解決や新たな付加価値の創造、地域社会の持続的な発展に貢献するとともに、人々の暮らしや働き方の新たな可能性を広げていく。




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