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サッポロ不動産開発の全株式 米国系ファンドなどに譲渡へ
2026.01.05 11:03
サッポロホールディングス(東京都渋谷区、サッポロHD)は昨年12月24日、子会社のサッポロ不動産開発(東京都渋谷区)の全株式を、投資会社のPAG(香港)とKKR(米・ニューヨーク)が運用するファンドに譲渡すると発表した。株式の取得は3年間に渡り段階的に実施する予定で、初回の取得は2026年6月1日に51%を譲渡する予定。取引金額は4770億円。
サッポロHDは2024年2月14日付の「グループ価値向上のための中長期経営方針に関するお知らせ」で、中長期的な企業価値向上のために競争優位な酒類事業に集中し、酒類の市場創造力に磨きをかけ、さらなる資本収益性の向上を目指すと公表した。同社はこの実現のため、不動産事業をオフバランスして経営リソースの集中を図るとともに、得られる資金を酒類事業を中心とした成長分野に向け投下していくこととを決定。なお一部の不動産については、酒類事業のブランド接点・顧客接点を提供する場とし、情報発信を含めた酒類事業の価値向上に活用するとしている。サッポロ不動産開発は今回の資本取り入れにより保有物件の価値向上を進め、さらなる持続的成長を進める構えだ。
サッポロHDは今回の取引に先立ち、サッポロ不動産開発が保有する「恵比寿ガーデンプレイス」の信託受益権の30%と、「GINZA PLACE」及び「サッポロガーデンパーク」の一部を、同じく完全子会社であるサッポロビール(東京都渋谷区)に移管する。



