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マークスライフ 地方創生事業を支援 兵庫県豊岡市に企業版ふるさと納税
2025.12.22 11:03
マークスライフ(東京都中央区)は2025年10月、企業版ふるさと納税制度を活用し、兵庫県豊岡市へ600万円を寄付した。寄付金は豊岡市が推進する6つの地方創生事業に活用される。
豊岡市は現在、人口減少や少子化に伴う学校の統廃合、管理が行き届かない空き家の増加、観光地における宿泊施設の課題など、さまざまな社会的課題に直面している。市内には城崎温泉や竹野海岸などの観光地が立地。これら観光資源を生かして、外国人旅行者の誘致などの積極的な取り組みを行ってきた。
マークスライフの花原浩二社長は豊岡市の出身。創業当初からふるさとの抱える課題を解決したいという思いを強く持っていた。市が進める地域課題の解決に向けた取り組みに深く共感し、「豊岡に暮らす価値」を高め選ばれる観光地としての魅力発信を支援したいとの思いから、今回の寄附につながった。寄付金600万円は、豊岡市の6つの地方創生事業に対して100万円ずつ使用される。
門間雄司市長は「企業版ふるさと納税として多大なる寄付を賜り、心より感謝申し上げます。マークスライフは、豊岡市出身の花原社長が率いる企業であり、今回の寄付は花原社長の故郷への熱い思いの表れと深く感銘を受けております。本市とマークスライフとの連携による未来のビジョンを描くための第一歩です。豊岡市の豊かな自然や文化と、マークスライフの革新的なノウハウを融合させ、市民の皆様が豊岡に住み続けたいと思える、移住を考えている人たちなど市外の人たちに豊岡で暮らしたいと思われるような、魅力あふれるまちづくりを進めてまいります」とコメントした。
花原社長は「私が独立を志したきっかけに、豊岡市が抱える少子高齢化や空き家問題への危機感がありました。思いを持つだけでなく、行動に移すことが何より大切だと考えています。ふるさと納税を通じた支援にとどまらず、具体的な課題解決に取り組むことで、今後は豊岡の素晴らしさを全国に発信していきたいと思っています」とのこと。
今後同社はライフソリューション企業としての知見を生かし、「人を呼び込むための施策」を市と共に考え、若者の移住・定住を促進。持続可能な地域社会の実現を目指す。また寄付はゴールではなく第一歩と捉え、豊岡市とともにアクションを起こし、「誇りと魅力が息づくとよおか」の未来を共創していく。



