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住友林業 豪州に木造集合住宅

2025.12.15 10:44

 住友林業(東京都千代田区)は、子会社のSumitomo Forestry Australia Pty Ltd.(豪・メルボルン)が現地投資会社のCedar Pacific社(豪・ブリスベン)と共同でシドニー近郊に木造賃貸用集合住宅を開発すると発表した。着工は2026年6月、竣工は2027年10月の予定。
 計画地はシドニーCBDから南西約8kmにあるウォーライ・クリークに位置し、「Wolli Creek」駅に直結する。
 同計画は総開発面積9200㎡、延床面積6300㎡、RC・木造混構造地上9階地下1階、総戸数217戸のコリビング型賃貸用集合住宅。地下1階と地上1階がRC造、2~9階が木造で、一般的なRC造と比較して建築時のCO2排出量で約3割の削減を目指す。さらに約1800m3の木材使用により約1500トンのCO2固定効果が期待できるという。また、豪州の環境認証である「Green Star」で5Starを取得するなど、環境配慮と快適性を両立させた住宅として開発する。




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