週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

福岡・博多で木造店舗ビルの構造見学会 木造ラーメン構法初採用で約50トンのCO2固定化

2025.12.08 11:14

 エヌ・シー・エヌ(東京都千代田区)は、独自開発の木造建築システム「SE構法」により福岡市博多区で建設中の「(仮称)上川端ビル」の構造見学会を開催する。見学会はFDM(大分県大分市)と共催で、12月19・20日の2日間開催。解説付き構造見学会、自由見学会、ライブ中継によるオンライン見学会の3パターンを予定。
 同ビルは延床面積361・93㎡、「SE構法」による初の全階木造5階建て。設計・施工はFDMが担当し、構造設計はエヌ・シー・エヌが担当。
 同構法は鉄骨造やRC造で主流のラーメン構法を木造に取り入れてシステム化したもの。「(仮称)上川端ビル」の環境面の成果としては、構造材96㎥、羽柄材3㎥の木材利用により約50トンのCO2を貯蔵。脱炭素社会の実現に貢献するとしている。




週刊不動産経営編集部  YouTube