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MUJI HOUSE 北陸電力所有の社宅2棟を賃貸住宅に改修 遊休不動産の資産価値を向上させ再活用

2025.12.01 11:31

 MUJI HOUSE(東京都文京区)は「MUJI INFILL 0 一棟リノベーション」事業の第1弾として、北陸電力(富山県富山市)が所有する社宅2棟を改修している。
 同事業は既存のRC造やSRC造の新耐震基準のマンション・団地を対象に、建物全体の資産価値を向上させることを目的にリノベーションを行う。
 専有部は全戸「MUJI INFILL 0」ZEH水準仕様によるフルリノベーションを前提とし、既存住宅の見えない不具合まで適切に修繕する。高性能断熱材やインナーサッシを施工することで、断熱性能等級5以上、一次エネルギー消費量等級6を達成する。
 専有部内は居住者が引戸や無印良品の家具を用いて、自由に空間を仕切ることが可能な可変性のあるデザインを採用。
 また共有スペース、外装、外構等共用部では建物全体の魅力を高めるリノベーションを行う。
 同事業では富山県富山市の「アクアルーチェ犬島」と石川県金沢市の「アクアルーチェ北安江」の全戸を改修し賃貸住宅として再活用する。両物件は性能向上リノベーションを実施することで、「長期優良住宅化リフォーム推進事業補助金」の取得を予定。また募集開始時には、近隣の無印良品店舗とも連携した募集誘致のイベントの開催を予定し、入居開始後も収納などをテーマにしたワークショップの企画支援も計画している。
 「アクアルーチェ犬島」は1996年竣工。同物件はRC3階建て、戸数18戸。リノベーション竣工は2026年2月を予定している。
 「アクアルーチェ北安江」は1997年竣工。同物件はRC3階建て、戸数12戸。リノベーション竣工は2026年4月予定。




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