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「マリノアシティ福岡」跡地開発が本格化 「(仮称)三井アウトレットパーク福岡」着工
2025.11.10 11:12
三井不動産(東京都中央区)と福岡地所(福岡市博多区)は5日、共同で推進している「マリノアシティ福岡」跡地における商業施設開発計画について、「(仮称)三井アウトレットパーク福岡」を着工したと発表した。開業は2027年春を予定している。
計画地は、福岡市西区小戸二丁目の複合施設「マリノアシティ福岡」跡地。同施設のアウトレット棟を建替えるとともに、一部既存建物をリニューアル・再活用する。用地はマリナ通りに接し、福岡高速環状線「愛宕」ICから約2km。最寄りの福岡市地下鉄「姪浜」駅は同「福岡空港」駅から約25分と、福岡空港や「博多」駅、天神エリアなどからの交通利便性も高い。
計画では延床面積約4万3800㎡、鉄筋コンクリート造、地上2階建ての商業棟を新築し、地上4階建て、約2万4700㎡の既存商業棟をリニューアルする。また、延床面積約3万7400㎡の立体駐車場棟も新築。既存の立体駐車場棟もリニューアルして活用する。
店舗数は約200店舗を予定。インターナショナルブランドからセレクトショップ、スポーツ、アウトドア、キッズまで幅広いアウトレット店舗に加え、飲食ゾーンなどバラエティー豊かな店舗を揃え、幅広い世代が楽しめるアウトレットモールを目指す。
また、海辺の豊かな環境を生かした広場には様々なイベントが開催できるステージを設置し、非日常を楽しめる環境を創出しつつ、あらゆる利用客が快適に過ごせる施設とする計画。さらにESG課題解決へも寄与すべく、一部既存建物のリニューアル・再活用に加え、新築建物には太陽光パネルの設置や高効率設備の採用、省エネ機器の導入などにより、CO2排出量の削減をはじめとしたESG課題の解決にも取り組んでいく。



