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東京大学西千葉キャンパス跡地で再開発 共同住宅等整備し2600人の人口増見込む

2025.10.20 11:34

 千葉市稲毛区弥生町の東京大学西千葉キャンパス跡地の再開発が本格的にスタートする。野村不動産(東京都港区)、三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)、三菱地所レジデンス(東京都千代田区)、大和ハウス工業(大阪市北区)、総合地所(東京都港区)、東方地所(千葉市中央区)の6社で構成される事業者は15日、跡地利用事業が始動したと発表した。
 開発地はJR「西千葉」駅徒歩3分。約7万5000㎡の土地に約1300戸の共同住宅・学生マンション・サービス付き高齢者向け住宅を建築するほか、戸建住宅、商業施設、アカデミック&スポーツ施設、介護施設などを整備し、約2600人の人口増加を見込む大規模複合開発となる。周辺地域や駅、隣接する千葉大学キャンパスからの動線引き込みなどによる「ボーダレスにつながるまち」の実現を目指す。
 開発地内には居心地が良く歩いて楽しいウォーカブルな空間として、千葉市や千葉大学と協議し、「(仮称)西千葉キャンパスパーク」を整備する。今後、「Lifetime Academia ~一生ずっと、学べるまち。~」の事業コンセプトのもと、子どもから高齢者まで、周辺地域も含めた多様な世代が新たな体験や出会いを通じて、一生共に成長していける、魅力ある文教のまちづくりを推進する。




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