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「スイテ新横浜」が竣工 阪急阪神不動産の中規模オフィス第2弾 約50%が内定

2025.10.20 11:42

 阪急阪神不動産(大阪市北区)は「スイテ新横浜」を9月末に竣工した。
 所在知は神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目。相鉄・東急・横浜市営地下鉄「新横浜」駅から徒歩2分、JR「新横浜」駅から徒歩5分に位置する。
 敷地面積1370・65㎡、延床面積1万3043・66㎡。鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造地上14階地下1階建ての中規模オフィスビル。基準階面積は646・71~713・09㎡。
 環境認証としては「CASBEE」Aランクを取得、「ZEB Ready」認証を取得予定。
 同社は新築中規模オフィスビルのシリーズ「SUITE(スイテ)」と、既存ビルにリノベーションを施した「enSUITE(エンスイテ)」の2つのシリーズを展開している。
 エントランスは横浜アリーナへ続く「アリーナ通り」に面する。エントランスの照明は人間の生体リズムに合わせて光の色や明るさを変化させるサーカディアンリズム照明を採用。照明の色や波紋の模様が時間によって5段階に変わっていく。1階に設けられたワーカー専用ラウンジでは、仕事の合間のリフレッシュや来客との打ち合わせに利用できる。
 2~14階のオフィスフロアは分割利用が可能で、最大5分割まで対応。開放的な屋上テラスは、テナント入居者が利用可能。飲食も可能で、ミーティングやランチをすることができる。
 契約は約50%が内定している。横浜市内でのオフィス移転案件が多くを占める。横浜エリアでは近年、新築による大規模なオフィス供給がほとんどなかったため、需要が見込まれる。
 「スイテ新横浜」は「スイテ」シリーズの第2弾となり、第3弾となる「スイテ日本橋人形町」は2027年春に竣工予定。今後も「スイテ」、「エンスイテ」合わせ、年に2~3棟のペースで積極的に展開していく構えだ。




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