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川越市内の蔵を活用した宿泊事業開始 空き蔵を地域の魅力を体感できる宿泊施設に

2025.09.01 10:53

 東武鉄道(東京都墨田区)とエンジョイワークス(神奈川県鎌倉市)は、川越市をはじめとする地域の関係者と連携を図り、クラウドファンディングを活用して川越市内の空き蔵をリノベーションした一棟貸しの宿泊事業に取り組む。1棟開業は2026年度中を目指す。
 同事業では川越市内の空き蔵を宿泊特化型施設としてリノベーションし、一棟貸しの宿泊事業に取り組む。川越の景観を形成する歴史的建造物の一つである「蔵」を活用することで、単なる宿泊施設に留まらず、地域の魅力を泊まって体感できる観光拠点とすることを目指す。
 事業の実施では蔵のリノベーションにかかる費用をエンジョイワークスが組成するクラウドファンディングを通して募るほか、空き蔵を活用したい所有者や地域を象徴する蔵を使って宿泊事業を運営したい事業者などを、市内の蔵の保全や創業支援を行う川越市と連携を図りながら募集する。
 近隣の観光施設や飲食店など川越に関わる関係者と、川越を訪れる国内外の観光客の接点となるような施設の創出を図る。




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