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京急が初の学生マンション 環境に配慮し木造を採用

2025.08.25 12:04

 京浜急行(横浜市西区)が、学生向けの賃貸マンションを展開する。21日、第1弾となる「プライムグレーヌ横浜桐畑」の入居募集を8月22日に開始すると発表した。竣工は2026年2月の予定。
 「プライムグレーヌ横浜桐畑」は横浜市神奈川区桐畑に立地。JR「横浜」駅徒歩12分、京急「神奈川」駅徒歩5分、東急「反町」駅徒歩5分と3駅11線利用可能で、さまざまな大学・専門学校にアクセスできる。敷地面積545・93㎡、延床面積995・52㎡、木造壁式構造地上3階で、総戸数は37戸。
 建物は環境に配慮し、京急グループのマンションとして初めて木造とした。三井ホーム(東京都江東区)の木造マンション「MOCXION(モクシオン)」を採用し、建物の一次エネルギー消費量を20%以上削減。経済産業省が定める「ZEH-M Oriented」の認証も取得した。
 ファミリーネット・ジャパン(東京都港区)と協力し、共用部の電力に「グリーン電力証書」が付与された再生可能エネルギー由来の電力を導入。部屋番号プレートは京急が三浦半島に保有する「みうらの森林(もり)」の間伐材で作成した採用する。また、入居者は京急グループの特別優待等が利用できる会員制クラブ「京急プライムクラブ」も利用できる。
 京急グループは、心地よく快適なすまいを提供するとともに沿線に多様なコミュニティを呼び込むことで、沿線の発展と活性化を図っていく考えを示している。




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