週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
JDSC スマートビルディング共創機構に ダイキン工業との共同開発など実績
2025.08.18 12:21
JDSC(東京都文京区)はこのほど、スマートビルディング共創機構へ参画した。
「スマートビル」とはデジタル技術と多様なデータを活用し、建物の価値や機能を高度化する次世代型の建築物をさす。快適性や安全性、生産性の向上に加えて、脱炭素や人手不足といった社会課題にも貢献するものとして、国も整備と標準化を後押ししている。
現在、管理の効率化やエネルギー最適化など新たな価値創出が進んでいるとともに、将来的には都市全体のウェルビーイングやスマートシティ化への貢献も期待されている。
JDSCはAI開発を得意としており、これまでに神戸大学が開発する「AIスマート空調」の技術実装の支援や、ダイキン工業との共同開発による「不具合監視AI」や「運転異常予兆検出AI」などのプロジェクトをこなしている。
今回の機構への参画を通じて、業界を横断した連携を深めるとともに、データとAIを軸にしたスマートビルの社会実装を進めていく構えだ。