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「旧横浜市庁舎行政棟」が市の認定歴史的建造物に 星野リゾートのホテルとして26年春開業へ
2025.08.18 12:24
竹中工務店(大阪市中央区)、東急(東京都渋谷区)、京浜急行電鉄(横浜市西区)、星野リゾート(長野県北佐久郡)が横浜市とともにホテルへの改装を進めている「旧横浜市庁舎行政棟」が、戦後の建造物として初めて「横浜市認定歴史的建造物」に認定された。
建物は開港100周年記念事業の一環として建てられたモダニズム建築で、設計は建築家の村野藤吾。
認定にあたっては、横浜国立大学の吉田鋼市名誉教授から「長きにわたり地域のシンボルであった旧横浜市庁舎行政棟の保全と活用により新旧が融合した新たな都市のランドマークが形成され、地域の歴史を継承し、地域の景観形成上の重要な要素となる」と評価された。
改装後は「新旧融合」がコンセプトのホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」として2026年春に開業予定。カフェ・レストランを備えた客室数276室のフルサービスホテルで、運営は星野リゾートが担当。同ホテルでは「『横浜』の再発見」をテーマとし、街のガイド「OMOレンジャー」やガイドブックには載っていない街の魅力を集めた「ご近所マップ」も用意する。