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フィル・カンパニー 商業ビル2件開発 宮城県で1件着工・大阪府で1件竣工
2025.08.11 11:27
フィル・カンパニー(東京都中央区)は宮城県仙台市青葉区で企業所有地を活用した空中店舗開発「(仮称)フィル・パーク仙台広瀬通駅前プロジェクト」に着工した。竣工は2026年2月を予定している。
計画地は県庁や市役所などの官公庁が隣接する仙台市の中心エリアに位置する、仙台の主要幹線・広瀬通に面している場所。竹中工務店(大阪市中央区)が所有し、コインパーキングとして活用していた土地。
計画建物は敷地面積622・42㎡、延床面積492・96㎡、鉄骨造地上3階建て。
1階部分にはこれまで同様にコインパーキング事業を継続し、建物の位置やレイアウトを工夫することで、従来21台だった車室を2台増やし、23台分を確保した。
2~3階の入居テナントには飲食店などのサービス業態を想定している。
一方、大阪府守口市では「フィル・パーク守口市浜町」を完成させた。
立地はOsaka Metro「守口」駅から徒歩5分、京阪電鉄「守口市」駅から徒歩8分と、2駅の利用が可能な場所。また国道一号線に面した生活沿いに位置する。
同物件は敷地面積138・06㎡、延床面積213・14㎡、鉄骨造地上3階の商業ビル。
従前は土地・建物を別の事業者に賃貸していた。建物が空き家となって以降は改修や再賃貸等活用方針の検討が進められていたが、土地が狭小かつ不整形地で建築の難易度や用途の設定が困難なため暗礁に乗り上げていた。