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横浜市の歴史的建造物・旧第一銀行横浜支店の施設名称 「BankPark YOKOHAMA」に決定

2025.08.11 11:37

 横浜市中区に位置する「旧第一銀行横浜支店」を改修して設立される複合施設の名称が「BankPark YOKOHAMA」に決定した。竹中工務店(大阪市中央区)、CRAFTINGJAPAN(東京都港区)、グッドルーム(東京都渋谷区)で構成するグループ「BankPark YOKOHAMA(バンクパーク ヨコハマ)」が発表した。同グループは横浜市と10年間の定期建物賃貸借契約を締結し、施設運営を担う。全体開業は10月4日を予定する。
 同施設は延床面積約1934㎡、RC造一部S造地上3階地下2階建て。地下1階と地上2~3階ではシェアオフィス「goodroom lounge横浜馬車道」が7月31日に先行開業した。
 地下1階はタッチダウンスペース、2~3階には企業ごとの個室区画や会議室などのワークスペース機能に加え、3階にはラウンジを設置。利用プランは全国の拠点が利用可能な月額プランから、顔認証によるスマートなドロップイン利用が可能なプラン等を用意。ラウンジでは、地域住民や周辺企業が参加できるイベントなども開催する予定。
 1階は象徴的な吹き抜け空間を持つ店舗「CRAFT.」。世界各地の工藝作品や商品を集積させる工藝ギャラリー、フード・ドリンクを提供するカフェに加えて、フラワーショップ、ライブラリーを設け、文化・芸術・観光の発信の場所として計画している。
 建物は渋沢栄一が創設した第一国立銀行の支店として開設。関東大震災で被災し、1929年に第一銀行横浜支店として復興されたものを原型として、2003年に行われた再開発事業の中で一部を曳家して復元し、市の歴史的建造物にも認定。その後、「文化芸術創造都市施策」を進める横浜市によって実験的に活用されてきたが、「BankPark YOKOHAMA」が運営者として選定された。竹中工務店では改修工事を2025年4月から進め、6月末に完了していた。




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