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東急/東急電鉄 「鷺沼」駅改良工事着工 「鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」始動

2025.08.04 17:08

 東急(東京都渋谷区)と東急電鉄(東京都渋谷区)は、鷺沼駅前地区市街地再開発組合が施行する「鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」で「鷺沼」駅改良工事に着工し、駅まち一体の都市空間整備に着手する。着工は2025年冬頃を予定している。
 計画地は「鷺沼」駅前の施工面積約2・3haのエリア。
 同事業は、商業・住宅・公共施設・交通広場からなる複合再開発を通じて、駅を中心に多様なライフスタイルに対応した都市機能集積と交通結節機能の強化を図り、地域生活の核となる拠点形成を図る。
 同計画は駅前街区と北街区で構成する。
 駅前街区は敷地面積約1万1170㎡、延床面積約8万3193㎡、RC造(一部S造・SRC造)地上32階地下2階建て。同街区には商業・公共施設(市民館・図書館・大ホール)・住宅・事務所・駐車場等の機能を配置。竣工は2031年度を予定している。
 北街区は敷地面積約3680㎡、延床面積約2万6123㎡、RC造(一部S造)地上19階地下2階建て。同街区には公共施設(区役所・小ホール)・住宅・駐車場等の機能を配置。竣工は2035年度を予定している。
 交通広場は拡充してバス乗り場を増設。駅前には地域活動やイベントを実施できる広場空間を整備する。駅前街区南側にはステップテラスを整備。改良工事では再開発ビル地下1階に直結する改札口を新設するとともに新改札とホームをつなぐエスカレーターやエレベーターへの連絡通路の整備等を行う。また駅周辺を南北に連絡する自由通路を新設する。同通路には商業施設を整備する。




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