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【東海エリア 不動産ニュース】「アパホテル<岐阜羽島駅前>」直営からFCに 「金山」駅前にはホテル開発用地を取得
2025.07.14 12:03
アパホテル(東京都港区)は4日、ホテル運営などを行う西町(青森県八戸市)とフランチャイズ契約を締結し、8月21日から「アパホテル〈岐阜羽島駅前〉」の運営を直営からフランチャイズへ転換することに合意したと発表した。
西町は2015年に「アパホテル〈本八戸〉」、2022年に「アパホテル〈埼玉谷塚駅前〉」、2024年に「アパホテル〈八戸中央〉」を開業しており、本契約に伴い4棟目のフランチャイズ契約締結となる。
「アパホテル〈岐阜羽島駅前〉」は東海道新幹線「岐阜羽島」駅から徒歩1分、名鉄羽島線「新羽島」駅から徒歩1分の場所に立地。鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地上11階、全146室。「名古屋」駅まで新幹線で1駅10分とビジネスや観光の拠点としてアクセス性に優れ、ビジネス、レジャー需要のさらなる集客を狙う。
またアパグループでは同日、JR「金山」駅前でホテル「アパホテル〈名古屋金山駅前〉」を開発すると発表した。
開発地はJR、私鉄、地下鉄など5路線が利用できる「金山」駅より徒歩2分。中部国際空港にもダイレクトアクセス可能な交通の拠点に位置することから今回の計画に至ったという。建物は延床面積約3500㎡、地上14階、231室で、開業予定は2028年冬頃。
グループでは「選択と集中」戦略を進めており、直営ホテルは名古屋市内での展開を強化する。今回の新規開発計画とフランチャイズ化で、東海エリアでは愛知県で12棟・2933室、静岡県で4棟・1027室、三重県で3棟・589室、岐阜県で2棟・398室となり、同エリアにおける直営ホテルは85室の増加、フランチャイズホテルは146室の増加となる。