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三井不動産 「三井ガーデンホテル仙台」リニューアル 客室を増設し内装も一新
2025.06.23 12:41
三井不動産(東京都中央区)および三井不動産ホテルマネジメント(東京都中央区)は、宮城県仙台市の「三井ガーデンホテル仙台」のリニューアル工事を完了した。
同ホテルは敷地面積1857・99㎡、延床面積1万4595・24㎡、鉄筋コンクリート造地上18階建て。ホテルフロアは地上7~18階に位置する。
客室は様々な滞在シーンに対応できる客室構成とし、グループやファミリーで利用しやすいツインルーム、トリプルルームを増設。またフォースルームを新設し、3~4名で宿泊できる客室を2室から34室に増設した。全客室の内装・家具・備品を一新し、宿泊客がゆったりとくつろげるような色調とデザインにリニューアル。インテリアカラーは客室タイプによって異なるカラースキームを採用。陽だまりをイメージした暖色系を基本とするほか、30㎡以上の客室では木陰の涼しさをイメージした寒色系を取り入れている。また定禅寺通のケヤキ並木の葉をイメージしたアートを設置し、空間に自然の温もりを表現。バスルームは表装を更新し、洗面台やトイレなどの設備を交換することで、清潔感と機能性を向上させた。
植栽を施した7階ロビーでは時間とともに移ろう照明の演出で、心地よいくつろぎの空間を創り出す。フロントカウンターの背面には定禅寺通のケヤキ並木の木漏れ日や光のページェントをモチーフにした光壁を採用。ロビーラウンジにはコーヒーマシンとソファやチェア、テーブルを設置した。
1階エレベーターホールには、杜の木々の間からこぼれ落ちる光をイメージしたチタン製のアートを設置。7階エレベーターホールには、仙台の自然をテーマとしたガラス製のアートを設置した。また7階ロビーの本棚には、東北にゆかりのあるアーティストによるオブジェを展示している。
18階の大浴場は男女ともに内装を一新し、光壁が印象的な露天風呂付きの大浴場へリニューアル。男女で色調の異なるガラスの光壁を採用し、女性の浴室内は陽だまりの温かさを、男性の浴室内は木陰の涼やかさをそれぞれイメージしたデザインとしている。
女性用大浴場では浴室内の洗い場を計8カ所に増設。また女性用パウダールームを拡張する。
7階のレストランでは内装や家具を更新したほか、地元の素材を生かした料理を追加している。