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不動産会社がゲーム事業に参入!?企業のブランド価値高めるオリジナルゲーム制作 高品質と低価格の両立目指す

2025.06.16 10:59

 不動産管理やシェアハウス事業を手掛ける東京ディフェンス(東京都品川区)は、人気オンラインゲーム「フォートナイト」のオリジナルゲームを制作する新部署「PIXEL PROMO(ピクセルプロモ)」を設立し、法人向けサービスの提供を開始した。
 1984年創業の同社は90年代から、まだ一般的ではなかった建築物の3DCG制作にいち早く着手し、クライアントへの提案に活用してきた。この「リアルな空間をデジタルで創造する」技術は現代のメタバース、特に「フォートナイト」上で世界を構築する技術と本質的には同一である。全世界で6億5000万人以上のプレイヤーを抱え、Z世代の巨大なコミュニティとなっている「フォートナイト」は、今や企業にとって最も魅力的なマーケティングの舞台の1つにもなっている。同社はこれまで培ってきた建築CGのノウハウと、企画から開発までをすべて自社で完結させる制作体制を融合させ、高品質ながらも導入しやすい価格帯のサービスが実現できると判断し、新部署の設立に至った。hudousa  新部署では、企業のブランド価値を高める高品質なオリジナルゲームを制作。これまでは大手企業が中心であったゲームマーケティングを、自社一貫制作による低価格プランで中小企業にも提供する。
 東京ディフェンスの代表取締役の山田邦博氏は「今後はこの事業をさらに拡大させ、年間50作品以上のゲーム制作を目指すとともに、ゲームから得られる収益を新たな価値創造へとつなげてまいります」と述べている。




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