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東京流通センター「物流ビルA棟」満床 竣工から2年弱 目立つ物流以外の業種

2025.06.10 15:46

 東京流通センター(東京都大田区)は4日、マルチテナント型物流施設「物流ビルA棟」が4月に満床になったと発表した。
 「物流ビルA棟」は東京都大田区平和島の「東京流通センター(TRC)」内に立地。東京モノレール「流通センター」駅から徒歩1分、首都高速「平和島」ICから1kmに位置する。
 建物は延床面積約20万2000㎡、貸付面積約15万5000㎡、地上7階で、「TRC」内の再開発第2弾として2023年8月に竣工。144坪からの小割りが可能で、電源や給排水、吸排気の増設にも対応。オフィスやラボ、ショールーム、メンテナンス拠点などとしても使用できる。
 また、建物内には自動運転の発展・普及を目指す「平和島自動運転協議会」のイノベーション拠点や、物流テックショールーム「TRC LODGE」なども整備。物流の効率化や課題解決の後押しにも取り組んでいる。
 満床となった「物流ビルA棟」には約50社が入居。業種別では3PLが27%でトップだが、産業機器開発16%、イベント・映像関連11%、食品卸9%などとなっており、物流以外の業種が目立つ。




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