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サッポロ不動産開発 渋谷東3丁目で開発中のオフィスビル 名称は「Sreed EBISU+L」に

2025.06.10 16:45
サッポロ不動産開発(東京都渋谷区)が現在推進中の「渋谷東3丁目開発プロジェクト」。物件名称は「Sreed EBISU+L(スリードエビスプラスエル)」に決定した。
「+L」には、ランプ(LAMP)のように“まちに灯りをともす存在”として、開発地である「恵比寿」駅至近の比較的人通りの少ないエリアに温かみと賑わいをもたらしたいという思いが込められている。
Sreedは「発芽するワークプレイス」をコンセプトに、挑戦する企業・チーム・個人へ“ビジネスの種を芽吹かせ、成長する場”を提供することを目的として展開しているサッポロ不動産開発のオフィスブランド。開発エリアは一貫して恵比寿に特化しており、これまでに「Sreed EBISU」、「Sreed EBISU 2」、「Sreed EBISU EAST」、「Sreed EBISU+t」、「Sreed EBISU+C」と5棟供給してきた。今回の「Sreed EBISU+L」はシリーズ6棟目となる。
「Sreed EBISU+L」はS造の地上10階建て。用途はオフィスと飲食店舗。延床面積は1972・72㎡(596・74坪)で、敷地面積は372・56㎡(112・69坪)。竣工は今年11月末の予定だ。2~10階はテナントが入居後すぐに業務を開始できるよう、受付や会議室等をあらかじめ完備したセットアップオフィスを計画。うち4フロアはオフィス家具も備え付けたフルセットアップとする。
「Sreed EBISU+L」では「ひらめきの生まれる空間」をテーマに、アートとグリーンの積極的な導入が特徴だ。内装にはバイオフィリックデザインを取り入れ、グリーンディスプレイ(東京都世田谷区)のディレクションのもと、豊富な植栽と高さ2m超のシンボルツリーを配置。自然を感じられる空間設計により、働く人に心の安らぎと創造性をもたらす環境を創出する。
アートの導入にあたっては、NOMAL ART COMPANY(東京都中野区)のディレクションのもと、「恵比寿芸術会議室 by Sreed」プロジェクトチームを結成。多様な表現手法を持つ4名のアーティストを選定し、各フロアの壁面(3×7m)をキャンバスに、地域のリサーチやオフィスワーカーへのインタビューをもとに、独自のアートを表現する。