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「レブゾ麹町」竣工 中央日本土地建物の中規模オフィス第4弾

2025.06.10 16:46
中央日本土地建物(東京都千代田区)と土木建築厚生会(東京都中野区)は5月30日、千代田区麹町三丁目で中規模オフィスビル「REVZO(レブゾ)麹町」を竣工させた。ビル全体の賃貸・管理・運営等は中央日本土地建物が一括して行う。
立地は東京メトロ有楽町線「麹町」駅から徒歩1分、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩5分と2路線が利用可能な場所に位置する。
同ビルは中央日本土地建物と土木建築厚生会が1971年に共同で開発した「麹町共同ビル」を、中央日本土地建物グループが展開する中規模オフィスビル「REVZO」シリーズの第4弾として建替えたもの。
建物は敷地面積740・92㎡、延床面積6695・45㎡、地上13階建て。1階には同シリーズで初となる店舗区画を設ける。同区画にはエクセルシオールカフェ麹町3丁目店が入居し、今夏にオープン予定。
オフィスエントランスには、インテリアに土、木、緑といった自然素材を採用するとともにデジタルスクリーンを設置。専有部はレイアウトや内装を自由にデザインできるスケルトン仕様を採用し、ゆとりある天井高に加え開閉可能なガラス窓やバルコニーを設けている。貸室は約140坪と約100坪の2タイプを用意。8階には専用テラス付き貸室を設けている。
最上階にはテナント企業が利用可能な共用ラウンジを設けている。来客時や作業時などに利用できる会議室やオンライン会議などにも対応可能な個室ブースを備えたエリアと、自由な打ち合わせが可能なオープンラウンジに区分している。
また北側と南側に設けたバルコニーは気分転換やコミュニケーションの場として活用できる。
環境対策としては「BELS」4つ星を取得したほか、「CASBEE-ウェルネスオフィス」評価認証でAランクを取得。環境認証の取得は同シリーズで初となる。
中央日本土地建物では「REVZO」シリーズ第5弾として、港区西新橋で「木造化・木質化オフィスビル」を開発中。建材の一部には同社グループ保有林の木材を使用し、柔らかさや温かみを感じられるワークプレイスの創出を目指すとしている。