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小田急が豪州のオフィスビルに出資

2025.06.10 16:43

 小田急電鉄(東京都新宿区)は、オーストラリア・シドニーのプレミアムグレードオフィスビルに対する共同出資に現地法人を通じて参画し、オフィス保有ファンドの出資持分を取得した。
 今回取得した運用資産「180 George Street」は、敷地面積5150㎡、地上53階地下2階建て、2022年竣工のプレミアムグレードオフィスビル。貸付有効面積はオフィスが5万9982㎡、商業が1996㎡の計6万1978㎡。IT関連などグローバル企業が入居し、低層階には商業施設や広場も備える。
 立地はシドニーの中心区域であるサーキュラー・キーにある。また鉄道、ライトレール(路面電車)、フェリーの主要駅に近接する場所に位置する。
 小田急電鉄では、日本国内で培ってきた駅や駅周辺における不動産開発の知見を生かし、豪州でも地域価値創造に取り組んでいくとしている。




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