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武蔵小杉駅北側再開発エリアに2棟の住宅棟「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」開発

2025.04.28 11:34

 三菱地所レジデンス(東京都千代田区)、東京建物(東京都中央区)、東急(東京都渋谷区)、東急不動産(東京都渋谷区)の4社は、神奈川県川崎市中原区で免震タワーレジデンス「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」を開発している。竣工はサウス棟が2027年9月を予定し、ノース棟が2028年5月を予定している。
 立地は武蔵小杉駅北側の再開発エリアC地区。JR南武線「武蔵小杉」駅からサウス棟まで徒歩3分、ノース棟まで徒歩4分、東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅からサウス棟まで徒歩4分、ノース棟まで徒歩6分、東急東横線・目黒線「新丸子」駅からサウス棟まで徒歩6分、ノース棟まで徒歩5分に位置する。
 建物概要は敷地面積2万172・59㎡、鉄筋コンクリート造免震構造地上50階地下1階建て、総戸数1438戸、サウス棟とノース棟の2棟で構成される。
 外観デザインは建築家の隈研吾氏が監修。
 住戸は専有面積44・07㎡~136・04㎡、1~4LDK。全住戸にはトランクルーム・個別宅配ロッカーを完備。
 共用施設としては32階に眺望を楽しめるスカイビューラウンジ、来客対応可能なゲストルーム、コワーキングスペースを備える。また日中はコンシェルジュ・管理員、夜間は警備員が常駐する。
 各階には24時間ゴミ出し可能なゴミ置き場を設置。
 開発では周辺住民にも憩いの場となるような広場や貫通通路を設ける。また高齢者福祉施設や医療施設、子育て支援施設や健康増進施設に加えて生活支援施設の整備を予定。また地域包括ケアシステムを構築する。
 防災対策としては停電時に一定時間非常用エレベーター等を動かす非常用発電機の設置や、簡易トイレや防災用具等を備蓄する各階防災備蓄倉庫、マンホールトイレ等を用意。浸水対策には敷地の地面のかさ上げや、2階、3階への電気室の設置を行う。
 環境対策としては断熱性能レベル6を達成する等により「ZEH-M Oriented」を取得。
 サウス棟とノース棟のグランドエントランスには国産木材を活用。サウス棟では石川県能登産の杉集成材、ノース棟では茨城県産の杉無垢板をそれぞれ使用する予定。
 屋上には太陽光発電パネルを設け、共用部に送ることで共用部の電力使用量を低減。
 緑化計画では地域に「緑のネットワーク(エコロジカルネットワーク)」を築くことを目的とした三菱地所レジデンスの「ビオネット イニシアチブ」を導入することで「ABINC」認証を取得。




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