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「松坂屋名古屋店」リニューアルへ 国内百貨店初のアートフロアなど整備
2024.09.16 11:52
J.フロントリテイリンググループ(東京都中央区)は、「松坂屋名古屋店」をリニューアルする。11月中旬から順次リニューアルオープンし、2025年秋に完了する予定。
松坂屋の前身である「いとう呉服店」は1611年に名古屋で創業。近隣では同グループが参画する複合高層ビル「ザ・ランドマーク名古屋栄」の開発も進んでおり、今回のリニューアルはエリア内の顧客回遊や各施設とのシナジーを狙ったもの。
リニューアルするのは全館面積8万6758㎡のうち約2万7000㎡。空間設計・デザインパートナーには永山祐子建築設計(東京都新宿区)を起用し、現代的なデザイン設計を取り入れるとともに、松坂屋の歴史を軸とした文化的価値も発信する。
本館8階では、国内百貨店では初めて、1つのフロアを全てアートのための空間にリニューアル。2つの画廊に加え、オープンな空間のギャラリースペース、アートを感じながらくつろげるカフェを併設。隣接する屋上は「アートに触れることができ、学びのある屋上遊園」に刷新する。
本館3階は、クリエイティブなファッションブランドを中心に、「世界のトレンドに触れられるフロア」にリニューアル。本館4階は、日本発のラグジュアリー指向のブランドを中心に、ジュエリーなどのアイテムも集積。松坂屋が運営・発信するゾーンを新設し、海外のファッションシーンに挑戦する国内デザイナーブランドやジュエリーブランドを展開。取り扱うブランドは全て新規導入ブランドとなる。北館地下1階は、酒売類専用ショップを導入。地元の飲食店を中心に構成したレストランも設ける。北館6階の新フロアには、ラグジュアリーコスメブランドのサロンを国内初展開する。