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【週刊不動産経営】NTTコミュニケーションズ 「スマートビル化プロジェクト」開始 虎ノ門一丁目東地区の再開発事業で

2024.06.10 12:26

 虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合とNTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)は、推進中の再開発事業「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」において「スマートビル化プロジェクト」を開始した。同事業の竣工は、2027年を予定している。
 同事業はUR都市機構(横浜市中区)、中央日本土地建物(東京都千代田区)、住友不動産(東京都新宿区)などが参画し、計画区域1・1haで、国家戦略特別区域計画の特定事業に指定された再開発事業。事業概要は、敷地面積6397・27㎡、延床面積11万9886・17㎡、地上29階地下4階建てのビルを建設。駅と一体となった国際的なビジネス交流拠点を整備する。
 「スマートビル化プロジェクト」は、NTTコミュニケーションズが構築するスマートビルプラットフォームを中核とし、センサー類を接続するためのネットワークをはじめ、ビル内の設備を連携させることで、人を中心に据えた次世代型ワークプレイスの創出と社会課題解決に向けた取り組みを推進。
 具体的には、エネルギー使用量の可視化や人流データ・エネルギーデータを利用した設備の自動制御のほか、不審者・不審物の検知が可能なロボットなど、ビル内設備と連動可能な各種ロボットを用いて業務の効率化を図る。また、デジタルサイネージやワーカー向けアプリ等の導入に取り組み、混雑状況の可視化や環境情報の配信、館内動線の非接触対応による設備連動等の導入も目指す。

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