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住友林業レジ 外国人向け賃貸住宅 大幅リニューアル 木質感あふれる空間と外国人向けの管理サービス

2024.04.08 10:58

 住友林業レジデンシャル(東京都新宿区)は同社管理の外国人向け賃貸住宅リニューアルの第一弾として所有している「芦花公園留学生会館」の老朽化に伴う大規模修繕を行った。加えて外国人マーケットを取り込むモデル物件として、木質感あふれる住空間・安心安全で便利な設備・外国人に最適な管理サービスを軸にリノベーションを行った。リノベーション対象は主に外構、ファサード、コミュニティースペース、共用廊下、共用水回り、居室。
 外観は木調のフェンスなどを採用し木質感を演出。内装はラウンジ等のコミュニティースペースに注力し木調のフロアタイルを採用するなど入居者が安らげる優しい空間を作った。居室は現在の入居者の退去後に順次、床、天井、建具や収納家具を木調・木質化していく。各部屋にはスマートロックが整備され、宅配便の置き配も対応。最低限の荷物で即入居できる寝具の有料提供サービスなど安心安全で便利なサービスがある。また同社の39年にわたる賃貸住宅管理運営実績から、入居時に起こる外国人特有の事情を把握。英語・中国語での入居前案内や生活面のサポート、遠隔対応による入退去手続の簡潔化などの管理サービスを提供する。
 築34年65戸の同物件は東京都杉並区に位置し京王線「八幡山」・「芦花公園」駅から徒歩6分。京王線沿線には日本語学校や大学があり、留学生の多い地域という。同社は学校と提携し広報を行い留学生からの認知度を高め新規入居者を募集した。「芦花公園留学生会館」の他にも首都圏を中心にサブリース物件として外国人向け賃貸住宅を運営しており、順次同様にリノベーションを行う計画だ。
 3月29日に行われたリニューアル内覧会において、住友林業レジデンシャル取締役営業担当役員の岸田氏は同物件を「住友林業グループの強みを結集しました」、同社執行役員海外営業部長の大西氏は「昨年末外国人居住者が341万人を超えそのうち首都圏は137万人でした。今後も増えていくニーズを捉えていきたいです」と語った。

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