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「BIZCORE御茶ノ水」竣工 日鉄興和不動産の中規模オフィスビルシリーズ第7弾

2024.02.12 11:28

 日鉄興和不動産(東京都港区)が建設を進めてきた「BIZCORE御茶ノ水」が竣工した。
 立地は東京都文京区湯島。「御茶ノ水」駅、「秋葉原」駅をはじめ、5駅7路線の利用が可能な場所に位置する。
 建物は、敷地面積549・72㎡、延床面積3536・65㎡、鉄骨造地上8階建て。各階貸室は、天井高2800mm、約116坪の無柱空間でフレキシブルなプランニングが可能。貸室の天井にはブレースを設置し、地震時の落下防止を図っている。
 吹き抜けのエントランスホールには、アクセントとして木とタイルで構成した壁面装飾を配置。各階のエレベーターホールは、折り上げ天井やダウンライトで構成した。
 エントランス入口には無人受付システムを設け、来館者向けQRコードシステムを導入した。また、各フロアの室内に至るまで多層のセキュリティを設けている。
 環境対策としては、Low-E膜をコーティングしたペアガラスの採用や照明器具の自動調光、トイレ等に人感センサーを設置するなど「BELS」5つ星及び、「CASBEE」Aランクを取得予定。
 共用部としては、社内会議などに利用できる会議室を1階に設置。また、WEB会議等に利用できる一人用ワークブースも設置した。屋上庭園には、ガラス手すりを採用。ワーカーのランチタイムや気分転換に利用できる。Wi|Fiや電源設備も設置し、PC作業も可能。
 災害対策としては、建物の強度を建築基準法で必要とされる1・25倍以上の耐力を確保する他、テナント貸室内に15VA/㎡相当の電力を最大24時間供給可能なビル内非常用電源を備える。また、ビル内に設けた入居者専用の災害用備蓄品倉庫には、ビル側であらかじめ在館人数の計3日分の水・食料・簡易トイレ等の備品を完備。

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