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鑑賞とともに購入できるアートイベント 作家支援し現代美術普及を

2023.10.16 10:48

 日本現代美術振興協会(大阪市中央区、以下APCA)は、現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2023」を7月26日から31日に開催。7180人が来場した。
 会場は、2エリアある。1つは「Galleriesセクション」と題した大阪市中央公会堂。もう1つは「Expandedセクション」と題した、名村造船所大阪工場跡地であるクリエイティブセンター大阪(CCO)を中心とした北加賀屋。CCO以外にも、元家具店を再生した「kagoo(カグー)」にも作品が集結した。
 前者の「Galleriesセクション」には全国からのギャラリーが計46軒出展した。「Expandedセクション」には20組が出展。若手から美術界を牽引するベテラン作家までが集結した。
 現代美術の普及を目指すAPCAでは鑑賞とともに作品購入できるイベントとして実施し、売上総額が1億1500万円となった。担当の川西氏は「作品を見てもらうことに併せて、購入してもらい作家支援につなげている。国内外でアートフェアが増えている中で大阪に根ざし、地域連携しながら芸術の発展に尽力したい」と話す。
 同イベントは今年で21回目。千島土地(大阪市住之江区)が特別協賛をしており、会場となった「Expandedセクション」を提供している。そのほか、大林組(東京都港区)や三菱地所(同千代田区)などさまざまな企業が協賛している。

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